ヘヴンズクライ　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

本馬は2024年1月7日の中山6R・3歳新馬(芝2000m)でデビュー。4コーナー6番手から脚を伸ばして3着に食い込みました。以後も芝の2200～2600mのレースに出走を重ね、3戦目の福島芝2600m戦ではメンバー2位の上がりを使って5着に入りましたが、JRAでは5戦して勝ち上がることができませんでした。

父ハーツクライは有馬記念、ドバイシーマクラシックの勝ち馬で、産駒もドゥデュース、スワーヴリチャード、リスグラシューなど中長距離での活躍馬が多数。また、半兄グローリーヴェイズは芝2400mのGI・香港ヴァーズを2勝しており、血統的に芝の中距離適性が高いことから、JRAの3歳未勝利戦終了後は中央復帰を目指して門別競馬で現役を続行しました。4戦して掲示板に2回載ったものの年内2勝の復帰要件を満たすことができなかったことから、オークションに出品する運びとなりました。

兄姉は前記のグローリーヴェイズを筆頭に、カヌメラビーチ、エゾダイモンの3頭がJRAで3勝以上を挙げ、エゾダイモンは現役の準オープン馬として活躍中です。牝系はメジロ牧場が育んだ名門アマゾンウオリアー系で、曾祖母メジロラモーヌは中央競馬史上初の3冠牝馬。母系の質は極めて高く、本馬も2022年のセレクトセールで税込み8580万円の評価を受けました。

全9戦の馬体重は414～426kgと非力な面があることは否めませんが、JRAで上がり3位以内を3回記録し、門別に移籍後のダート戦でも大崩れはありませんでした。血統的には間違いなく晩成型で、その点を見越して大事にレースを使ってきただけに、古馬になって真価を発揮する可能性は十分にあります。地方でJRA復帰の要件を満たせば、JRAに戻して芝の中距離以上での活躍を期待することも可能でしょう。

母メジロツボネの仔は本馬を含め、セレクトセールに上場された5頭全てが税込み5000万円以上で落札されています。屈指の良血馬を手に入れるまたとない機会として、ご検討いただけますと幸いです。

【本馬についての現状説明】
いい位置から脚を使う競馬はできていましたが、華奢な分少しジリっぽいところがありました。門別のダートではワンパンチ足りませんでしたが、場所を変えれば十分通用すると思います。飼葉をよく食べて元気で、健康状態の問題はありません。普段から非常に大人しく、癖のない扱いやすい馬です。（ホッカイドウ競馬・小野望調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※門別競馬場・小野望厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：DMMドリームクラブ (株)（インボイス登録あり）