本馬について
父二ホンピロアワーズは42戦13勝。主な勝ち鞍はジャパンカップダート(G1)、東海S(G2)、ダイオライト記念(Jpn2)、平安S(G3)、白山大賞典(Jpn3)、名古屋大賞典(Jpn3)。530キロを超えるパワフルな馬体を武器に5歳秋にジャパンカップダートを制し、日本ダート界の頂点に輝きました。G1含む重賞6勝の活躍で8歳の名古屋グランプリ(Jpn2)2着を最後に引退し種牡馬入り。代表産駒には中央で4勝を挙げオープンまで出世し、芝中距離で高い適性を見せた二ホンピロスクーロ(岸和田S-3勝クラス)や、ダート1200、1400mで4勝を挙げたシゲルホサヤク(御影S-3勝クラス)。今年の4月に中央3勝目を挙げた二ホンピロハーバー(尾瀬特別- 2勝クラス)。地方競馬では南関東で4勝を挙げ、獲得賞金1,943万円のポットアワーズや、フローラルC(重賞)、金沢シンデレラC(重賞)を勝利したミステリーベルンなどを輩出しました。産駒総数は33頭と僅かですが、通算中央13勝、地方41勝で地方競馬勝ち上がり率は約70%と高いアベレージを残しています。
母エイシンモルトは地方8戦5勝。兄弟には道営デビュー2連勝後、中央3勝クラスまで出世したエイシンエイト(HTB杯-2勝クラス)を筆頭に、ワンライン(地方6勝)、エイシンジョルト(地方3勝)、エイシンダズル(地方1勝)と、本馬を含め、デビューした母の産駒5頭は、全て勝ち上がっております。牝系を見ると、3代母にエイシンテネシー(金杯-G3)、4代母カースルロワイヤル(米国7勝、シープスヘッドベイH-G2)と重賞ウイナーが続いており、近親にはテネシーガール(セントウルS-G2、ファンタジーS-G3)、エーシンメンフィス(愛知杯-G3)、エイシンワンシャン(中央5勝)、エーシンミラージュ(中央5勝)、エイシンジャッカル(NZトロフィー-G2,2着)など活力溢れるファミリーと言えそうです。
本馬は19戦5勝。2歳4月21日、門別競馬1100mでデビューし、軽快に逃げるも半馬身差の2着となります。しかし続く2戦目で2着馬に2、2秒の大差をつける大楽勝で初勝利を挙げると、JRA認定ウィナーズも2着に4馬身差をつける完勝で将来を大いに期待されました。続くブリーダーズゴールドC(重賞)でも1番人気に支持されますが、初めてのナイター競馬が影響したのか、見せ場なく7着に敗れ、続くサッポロクラシックC(重賞)でも9着と大敗。レース後に左前肢第3手根骨盤状骨折が判明し、ボルト挿入手術を実施、長期休養を余儀なくされます。1年の休養を経て臨んだ復帰戦は大井競馬3歳283,5万円以下1600m。13か月ぶりの実戦ながら、好位3番手でレースを進めると直線早め先頭から、2着馬に6馬身差をつける圧勝で、この馬本来のポテンシャルを発揮します。しかし次走、大井競馬C1クラスで1番人気になるも、8着と敗れ、レース後、手術をした左膝の不安により再び長期休養に入ります。8か月の休養後、園田競馬B2、1400mで復帰するも見せ場なく9着、9着、8着と園田競馬の適性が合わなかったのか良い結果を得られませんでした。その後、左膝の状態は安定するものの、コンディションが上がらず、約9か月の休養に入り、この間に去勢手術を実施します。去勢理由としては、本馬は550キロを超える超大型馬で馬体を絞ることが難しく、また左膝の負担を減らす為、ホルモン分泌の変化で筋肉を柔らかくし、体重を軽くする効果に期待し実施をしたもので、気性面に問題を抱える馬ではありません。去勢効果か9か月ぶりの復帰戦では前走からマイナス20キロの543キロで出走し、新天地、盛岡競馬ダート1600m陽光特別(A)で4馬身差の勝利を挙げました。その後も5着、3着、2着と上位争いを続け、転厩5戦目では得意の先行策からあっさり抜け出し、通算5勝目を挙げました。しかしその後は、成績は下降線となり、前走の絆C(重賞)9着後、オークション出品の流れとなりました。現状確認の上ノークレームノーリターンでの出品とさせていただきます。ご検討のほど宜しくお願い致します。
【本馬についての現状説明】
成績が下降気味ですが、馬体重の減少が可能であれば、もう少し成績が上がってきてもおかしくありません。レースではササリとモタレがあります。(水沢競馬・板垣吉則調教師)
※2024年1月10日に去勢手術を実施しています。
※2021年8月に左前肢膝板上骨折を発症。同月に螺子固定手術を施しています。
※南関東4競馬場への転入が可能です。
※水沢競馬場・板垣吉則厩舎(岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸)に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月16日(土)より落札者様の預託料負担となります。
販売申込者:平井 克彦(インボイス登録あり)
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