ジャングルキング　　牡６歳　　※地方競馬　在籍

父ドゥラメンテはキングカメハメハ直仔で、2015年に皐月賞、日本ダービーの二冠を制しました。2017年からスタッドインし、初年度産駒からGⅠ3勝のタイトルホルダーを輩出。その後も牝馬二冠のスターズオンアース、ホープフルS勝ちのドゥラエレーデ、三冠牝馬リバティアイランド、NHKマイルCを制したシャンパンカラー、菊花賞馬ドゥレッツァ、スプリンターズS勝ちのルガルなど送り出しました。またヴァレーデラルナ、アイコンテーラーとダート交流GⅠ馬も誕生しており、早逝が悔やまれる万能種牡馬として、残された産駒は貴重な存在となります。

一方、母系を見ますと、母シーズオールエルティッシュは米国のG2勝ち馬で、きょうだいは6頭が中央で勝ち上がり。半兄アドマイヤオウジャが新馬、万両賞を連勝するなど4勝、半姉エルノルテは芝短距離で3勝を挙げるなど、多くの白星を挙げて堅実に走っています。おじに米G3コールダーダービー3着のElizabul。曾祖母Wise Womanも米国のリステッドレースで2着と好走歴があり、一族からは米G1メドーランズCなどを勝って種牡馬入りしたMi Selectoや、南アフリカのG1勝ち馬Blossoming Fieldsなど、多くの活躍馬が出ています。

2018年のセレクトセール当歳部門において9072万円で落札。美浦・木村哲也厩舎に入厩しました。2020年11月28日の2歳新馬（芝1600m）では、単勝1.8倍の圧倒的支持を集めた中、C.ルメール騎手の巧みな手綱さばきもあって、3馬身差で逃げ切り勝ち。将来を嘱望された逸材でした。ところが1勝クラスに上がってからは、常に上位争いに加わるものの、勝ち切れないレースが続いてしまい、1年以上も勝利から遠ざかってしまいました。そこでダートに活路を求めると、2022年2月12日の東京・4歳以上1勝クラス（ダ1400m）では、それまでの勝ち味の遅さがウソだったかのような5馬身差の圧勝で2勝目を飾りました。2勝クラスでは東京・三鷹特別（芝1400m）で3着、テレビ山梨杯（芝1400m）で5着、新潟・火打山特別（ダ1200m）で5着など、たびたび上位争いに加わっていましたが、2023年9月30日の中山・3歳以上2勝クラス（ダ1200m）でタイムオーバーとなってしまい、1ヵ月間の出走制限が課せられたため、中央競馬の登録を抹消し、高知競馬へ移籍しました。

高知ではC1に格付けされ、当初は厳しい競馬をしいられていましたが、徐々に環境にもレースにも慣れてきたようで、今年3月12日の高知・ユウさん大感謝祭特別（ダ1400m）で地方初勝利を獲得。さらに4月になると、C2へ降級したこともあって、4月20日の高知・ペラ焼き特別（ダ1300m）で地方2勝目を挙げています。

今年の夏は記録的猛暑だったこともあって、本馬も夏負け気味でしたが、気温が落ち着いて過ごしやすい日が増えてきたことに伴い、段々と体調も回復。このタイミングで今年10月には、笠松へ転入しました。ただ、高知ではC2でしたが、笠松ではAクラスと、相手関係が強化されたこともあって、3戦しましたが、9、8、7着と厳しい結果となってしまいました。今回、所有馬の頭数整理の都合があり、出品する運びとなりました。体調が回復した現在なら、他場で条件が合えばまだまだ十分やれると思いますし、即戦力をお探しの方にはおすすめの一頭だと思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
夏負けから回復し、笠松で3戦しましたが、クラス的に辛いものがあったかもしれません。他場でクラス、相手関係次第では再び活躍してくれるのではないでしょうか。（笠松競馬・森山広大調教師）


※2021年4月3日の競走において、発進不良（外側に逃避）となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※Eden（滋賀県栗東市荒張・栗東ステーブル内）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：山邉 浩（インボイス登録あり）