フライオールデイズ　　牡９歳　　※地方競馬　在籍

父スペシャルウィークは第65代の日本ダービー馬。皐月賞と菊花賞はセイウンスカイに敗れ、3歳時は1冠に終わりましたが、古馬になってからも第一線で活躍。春はAJCC、阪神大賞典に続き天皇賞を制し、秋には天皇賞とジャパンCを連勝。宝塚記念と有馬記念では同期のグラスワンダーに敗れましたが、最強世代の大将格として強いインパクトを残しました。産駒のデビューは2003年。2世代目のスムースバリトンが東京スポーツ杯2歳Sを制したのがJRA重賞初制覇で、同期のシーザリオはオークス、アメリカンオークスを制覇。その後もブエナビスタやトーホウジャッカルといったクラシックホースを送り出しています。ダートの大物も多く、ゴルトブリッツは帝王賞、ローマンレジェンドは東京大賞典を制覇。母の父としても芝、ダート双方のG1勝ち馬を送り出しています。

母系を見ますと、母リンダムーンはJRAの芝1000mで1勝。きょうだいは半姉2頭が地方競馬で白星を挙げています。母のきょうだいは8頭が中央、地方を問わずに勝利を挙げており、伯父スーパーグラントはJRAのダート短距離で4勝を挙げました。祖母グレースシラオキは根岸Sの勝ち馬で、その半妹カズノシラオキはセントウルS3着。6代母シラオキに遡るファミリーからは、2冠馬コダマ、ダービー馬スペシャルウィーク、ウオッカ、菊花賞馬マチカネフクキタル、桜花賞馬シスタートウショウなど多数のクラシックホースが誕生しており、日本競馬の歴史を支えてきた名門となります。

本馬は2017年10月15日に東京芝1800mの新馬戦でデビューし、1秒差の6着。2戦目の東京ダート2100m戦で7着となったあと、調教中に左後肢第三足根骨の板状骨折を発症。6号見舞金を受給してJRAの登録は抹消し、門別へ移籍しました。
1年以上の休養となり、復帰は4歳の5月。1700mのC4戦で再出発すると、2馬身半差で逃げ切り、初勝利をマークしました。その後、クラスが上がっても危なげない競馬で連勝を重ね、7連勝でB2戦を制覇。A3戦で4着となりいったん連勝は止まりましたが、続くA2戦を押し切って即巻き返しに成功。9戦8勝の成績を残し、JRAに復帰しています。
再転入初戦は芝で大敗したものの、2戦目には中京ダート1800m戦で0秒2差3着に逃げ粘り。次戦でも差のない4着となりましたが、そのレース中に右後肢第三足根骨の板状骨折を発症。7号見舞金を受給し、1年以上の休養となりました。復帰後も先行して粘る競馬や、距離を詰めて差す競馬で1秒以内の走りを見せましたが、2戦目の3着を上回ることはできず、7歳5月まで走って再びJRAの登録は抹消。門別に復帰を果たしています。
復帰後もA級で大崩れなく走り、7歳時は1800mのA4戦で挙げた1勝のみでしたが、8歳を迎えた昨年は5月に1800mのA1戦を6馬身差で逃げ切り、8月にはA1、A2を連勝するなど、勢いを増してきました。
9歳となった今年も、6月に1800mのA2、7月に1600mのA3を勝利しており、8、9月にもA1で連続3着。道営記念勝ち馬のシルトプレや、重賞勝ち馬のニシケンボブなどを相手に上位争いを演じています。
1年以上の休養が2度あるぶん、来年で10歳という年齢を感じさせない馬ですが、門別がシーズンオフに入ったこともあり、今回はオークション出品を決めました。新たなオーナー様の下でもうひと花咲かせてほしいと願っています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
門別のA1で差のない競馬ができていました。馬は元気ですし、他場に行っても問題なく走ってくれると思います。（ホッカイドウ競馬・田中正二調教師）


※2019年12月に右後肢第三足根骨の板状骨折を発症。事故見舞金7号（競走中の事故により事故発生の日から9カ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※2018年３月に左後肢第三足根骨の板状骨折を発症。事故見舞金6号（調教中の事故により事故発生の日から1年以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※オカダスタッド（北海道沙流郡日高町字賀張）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
11月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：岡田 壮史（インボイス登録あり）