イマキュレイト　　牡２歳　　※中央競馬　登録抹消（未出走）

父ロゴタイプはローエングリンの産駒で、朝日杯FS、皐月賞、安田記念とGⅠを3勝。とくに皐月賞では１分58秒0とコースレコードを更新しての勝利でした。2018年からスタッドインしており、初年度産駒のラブリイユアアイズが阪神JFで2着。2年目の産駒からは兵庫チャンピオンシップと平安Sを制しジャパンダートダービーでも3着に入ったミトノオー（出品本馬のおじ）や、レパードS、東海S、シリウスSで2着に入ったオメガギネスが出ています。またベラジオソノダラブは菊水賞など兵庫の重賞を3勝し兵庫ダービーでも2着となるなど、産駒は芝・ダートの双方で活躍しています。

一方、母系を見ますと、母セデュウシングは3歳春に東京の芝1600ｍで勝ち名乗り。きょうだい3頭が地方で勝ち星を挙げており、母のきょうだいには出品本馬と同じロゴタイプを父に持つミトノオー（兵庫チャンピオンシップ、平安S）、そしてアルーフクライ（中ノ岳特別、阪神ジャンプS2着）と優秀。祖母シダクティヴリーは北米重賞2勝の実績を誇ります。さらに遡れば、3年連続で米G1を制したMarquetryや、フランスでの短距離重賞2勝が光るSpain Laneなどもこの一族。アメリカを中心として重賞やリステッドレースにおける活躍馬を続々に輩出する活力豊かなファミリーです。

本馬は、2023年・北海道サマーセールに上場され550万円で落札しました。
美浦・青木孝文厩舎でのデビューを目指し北海道の育成牧場にて馴致を開始以降、順調に調教を消化していたものの、今年の4月から周回コース3000mのキャンターに加え、週1で坂路3F15-15の調教を課して負荷を強めると、5月に入り両前肢の膝裏に張りが出て、エコー検査を受けました。検査結果は異常なかったものの、騎乗調教を止めてリフレッシュ休養となりました。約2ヵ月の休養で脚元も落ち着き、8月上旬に騎乗調教を再開。ここで環境を変えることも考慮し、茨城県内の育成牧場へ移動させました。
移動後は、脚元の状態を確認しつつ騎乗調教を進めているものの、周回コースでのキャンターで1F17秒前後のラップに進めると、両前肢（特に左前肢）の膝裏に張りが出る症状が見られ、休養～調教～休養を繰り返し現在は騎乗調教を止めてマシン運動のみで経過を見ています。そのため今後の目処が立たない状況を踏まえて検討した結果、サラブレッドオークションに出品とさせていただきます。
デビューを迎えるには、しばらく時間を要しますが、皆様には、現状をご理解いただき、ご納得をいただいた上でのご検討、ご入札をよろしくお願いいたします。

なお、11月20日のエコー検査で、特に抜けた箇所は無かったと報告を受けております。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。



※本馬の測尺は体高150cm、胸囲180cm、管囲21.0cm、馬体重は489kg（11月20日現在）です。

※岩城ステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田・阿見TC内）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
11月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：樋口 雅彦