ファセリア　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

父のスクリーンヒーローはグラスワンダーの仔で、2008年のジャパンCに優勝。ほかにアルゼンチン共和国杯に勝利し天皇賞（秋）2着などの戦績で、2010年からスタッドインしています。代表産駒のモーリスが安田記念、天皇賞（秋）、香港マイル、香港Cなど日香でGⅠ6勝し、種牡馬としても活躍。ほかにはゴールドアクターが有馬記念を制し、ウインマリリンは香港ヴァーズに勝利しています。またアートハウス、ジェネラーレウーノなどJRAの重賞ウイナーは13頭を数え、ボルドグフーシュは菊花賞と有馬記念で2着に入るなど多くの活躍馬を輩出しています。

いっぽうの母系ですが、母のビスカリアは交流重賞のTCK女王盃の勝ち馬でエンプレス杯でも３着。2代母のフサイチジェットは米国産馬としてJRAで未勝利でしたが、伯父のシンキングマシーンは５勝をあげてJRAでオープン入りを果たしました。さらに叔父のホウオウルバンはオープン特別の総武Sに勝利し、ホウオウジャッジはJRA２勝後に高知で６勝をマーク、またステーロは岩手で13勝をあげています。遡ると4代母のリヴァースザコールから米G1ハイランダーSを制すなど重賞3勝のロングオンヴァリューが輩出されています。

本馬は2024年2月18日の京都ダート1400m新馬戦デビュー。馬体重は474キロでした。まずまずのスタートから中団を追走しますが、直線で伸びがなく13着。中1週の阪神ダート1200m戦では2番手からレースを進めるもラストは前との差が広がってしまい、勝ち馬から1秒3差と離されてしまったものの3着を確保しました。
中1週の同距離戦では逃げの手に出たものの、直線でバテてしまい12着。裂蹄での休養を挟み7月の小倉ダート1000mでは9着。9月の中京1勝クラス戦16着後、笠松競馬へ移籍します。
移籍初戦となった10月9日の1400m戦で4着となり、10月23日の同距離戦では2番手追走もラストで止まってしまい4着。11月6日の5着後、連闘で臨んだ11月15日の1400m戦でも4着に敗れています。
レース後に関係者で協議を行い、JRAへの復帰を前提としたファンド運用を終了することになり、今回のオークション出品となりました。
能力があるのは確かですが、現状トモが甘く良化もスローです。レースを使いつつ、トモがパンとするのを待ちたいところです。

記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
使いつつピリッとはしてきましたが、夏負けの影響からか後躯の甘さは相変わらずでした。しっかりしてくるまでお時間をいただくことになりそうです。レース後の歩様や飼い食いなどは特に問題ありません。（笠松競馬・後藤佑耶調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※笠松競馬場・後藤佑耶厩舎（岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ノルマンディーサラブレッドR（インボイス登録あり）