デイドリーミン　　牝６歳　　※地方競馬　在籍

父シビルウォーは現役時にブリーダーズゴールドC連覇や名古屋GPなど交流重賞5勝を含む11勝を挙げたダートの鬼。特筆すべきは10歳時まで現役を続けてパフォーマンスを維持したことで、全51戦を戦い抜いた〝無事是名馬〟の典型例と言えるでしょう。2018年にデビューイヤーを迎えた初年度産駒以降のパフォーマンスを見る限りでは、やはりレース数を使える砂巧者が多く存在しており、中央2勝後に園田重賞で3着したフーズサイドや中央再転入初戦を勝利で飾ったコンボルブルス、2勝クラスで好走を続けているヴァナルガンド、地方ではサラコナン（姫路・兵庫ユースC）やスプリングメドウ（名古屋・湾岸スターC、東海ダービー3着）といった重賞勝ち馬を筆頭に、シラカミロード（盛岡・若駒賞2着）、リュウノアーダーン（金沢・加賀友禅賞2着）、クラウォー（門別・王冠賞2着）、ブルーアロー（佐賀王冠賞2着）などが躍進。ウォーエンブレムの貴重な血をつなげています。

母系に関しては、3代母ルイジアナピットが牝馬東京タイムズ杯、阪神牝馬特別勝ちの実績馬。近親にはリトルアマポーラ（エリザベス女王杯、クイーンC、愛知杯）、ラブフール（クイーンS2着）がいます。母エクスフラワーはデビューから無傷の7連勝（笠松5勝、名古屋2勝）を飾り、一度は中央へ移籍した素質馬（4戦して8着が最高）。デビューした兄姉は半兄ユキノイーグルが兵庫5勝、ユキノトップガンが園田1勝、ユキノイナズマが園田3勝、ポイントエースが船橋1勝、半姉クールサマンサが金沢1勝と、6頭中5頭が勝ち上がっています。

本馬は、船橋・新井清重厩舎から2020年7月21日の船橋ダート1000mでデビュー。7頭立てで序盤から先行争いに加わり、3～4コーナーで先頭に立ちましたが、直線で粘りを欠き、2秒8差の3着に敗れてしまいます。その後も上々のスピードは見せつつも、11月までに4戦して2着1回、5着1回。11月11日の川崎ダート1600mで10頭立ての6着（1秒5差）に敗れたのを機に、船橋・阿井正雄厩舎へ転厩しましたが、初戦の11月30日の船橋1200mで9頭立ての5着（1秒8差）に敗れ、川崎競馬へ移籍となります。

川崎・山崎尋美厩舎での初戦は2021年10月13日の川崎900m。10カ月半ぶりの実戦で若干立ち遅れ、12頭立ての中団追走となると、直線で伸び切れず、2秒7差の7着に敗れてしまいます。翌週の浦和1500mでの10頭立ての4着（1秒1差）を経て、11月12日の川崎1600mで14頭立ての12着（2秒8差）に敗れたのを機に、今の田島寿一厩舎へ転厩となります。

その2週後、11月29日の初戦からしばらくは大きな良化も見られず、2022年4月までの6戦で5着1回が最高でしたが、4カ月半ぶりの実戦となった8月29日の川崎1500mでは、12頭立ての2番手から直線入り口で先頭に立つと、脚いろは衰えず0秒5差で押し切り、待望の初勝利を収めます。ただ、以降は勝利が再び遠く、32戦して3着2回、4着5回、5着6回。前走は先週11月11日の川崎1400mに臨みましたが、12頭立ての5着（2秒4差）に終わっています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
扱いやすく、性格的には特に問題のない馬です。両前の繋が、追い切りやレース等でぶつけて外傷を負ってしまうので、プロテクターを着けてレースをした方がいいです。その傷の名残でむくみ気味ですが、全く問題ないです。レース後はトモに疲れが残りやすいですが、日ごとに回復する印象です。カイバ食いも良く、5月～9月の休養から使いながらだんだんと良くなってきたところですが、頭数整理もあり、このタイミングでオークション出品となります。あまりせかすレースは良くないですが、乗り方をつかめばまだまだチャンスのある馬ですので、よろしくお願いします。（川崎競馬・田島寿一調教師）


※2022年12月16日の競走中、最後の直線で右後肢跛行を発症したため、競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※川崎競馬小向厩舎地区・田島寿一厩舎（神奈川県川崎市幸区小向仲野町）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。本馬の預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
11月23日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：組)ゴッテスフルス