フレアビート　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父のアポロケンタッキーはダンジグ系のラングフール産駒の外国産馬として東京大賞典、日本テレビ盃、みやこSを制すなど通算9勝をマーク。ほかに川崎記念で２着、かしわ記念で３着に入るなど２歳秋から７歳までドバイでの1戦を含む通算39戦に出走したタフネスホースでした。2020年から種牡馬入りし残念ながら2022年6月に死亡してしまいましたが、初年度産駒のリメンバーアポロが金沢の重賞ヤングチャンピオンシップに勝利し、フークファンタジーは佐賀若駒賞で2着に入っています。またスピードパンサーはJRAで1勝をあげています。

いっぽうの母系ですが、母のビートフォルテは水沢で１勝。きょうだいは半姉のボルドーヴィエンヌが門別で１勝、半兄のボルドーネセバルは門別と佐賀で計３勝し11月22日の浦和戦で南関東移籍後5勝目。半妹のカシノアップビートは佐賀で2勝しています。伯父のゼットヒューマーは米G3デルタジャックポットSの勝ち馬でG1シャンペインSの3着馬。本邦では伯母のオールドパサデナがJRAで5勝をあげオープン入りを果たしました。またG3レイザーバックHを勝ったオクタンは本馬の従兄弟にあたります。遡ると3代母のチップはG2ランパートHなど米国重賞を4勝しています。

本馬は2022年の九州市場で330万円にて取引されました。
デビューへ向けて栗東トレセンで調教を積んでいましたが、2023年11月末のレントゲン検査で左前橈骨遠位端の古い骨折の痕が判明。さらに中間手根骨にも軽度のダメージが確認されたため翌12月1日に膝関節鏡手術で骨片除去およびクリーニング処置を実施。見舞金10号（骨折6か月）の適用を受けています。
2024年7月6日の小倉ダート1000m未勝利戦で既走馬相手にデビュー。馬体重は516キロでした。好スタートから外目の2番手につけましたが、コーナーでは外へ膨れるようなところがあり直線では伸びなく勝ち馬から2秒5差の13着に敗れています。
8月10日の中京ダート1400m戦ではインの3番手から追走も、直線でバテてしまい15着敗退。1着馬との着差は4秒4で、タイムオーバーによる出走制限を課せられました。
その後はJRAへの再転入を目指して佐賀競馬へ移籍。11月2日の1400m戦から再始動し、好スタートから逃げの手に出たものの直線で余力なく1秒9差の9着に敗退。中1週の1300m戦では控える競馬となり、3コーナーから徐々に進出を開始。もっとも直線で前の2頭には及ばず0秒4差の3着でした。
そして11月30日の1400m戦では中団追走も、徐々に手応えが悪くなり1着馬から1秒4差の6着。レース後に関係者で協議した結果ファンド運用を終了することになり、今回のオークション出品となりました。
いいスピードを持っていますが、現状はトモの弱さからかラストまで踏ん張り切れないところがあります。体がしっかりしてくれば変わり身が見込めそうなだけに、レースを使いつつ成長を待ちたいところです。

以上、記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
レース後の検査で右膝に古い骨折を確認しましたが、そのまま使っていて問題なかったです。控える競馬をさせつつ、走りのバランスを改善していければと思っていたのですがトモがしっかりしてくるまでには時間を要すると思います。（佐賀競馬・山田徹調教師）


※2023年11月に左前橈骨遠位端の骨折が判明。事故見舞金10号（調教中又は輸送中の事故により事故発生の日から6ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※佐賀競馬場・山田徹厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ノルマンディーサラブレッドR（インボイス登録あり）