フレジエの23　　牡１歳　　※育成馬（育成中の1歳馬）

父ダノンスマッシュはロードカナロアの初年度産駒で、祖母に米最優秀3歳牝馬Hollywood Wildcatを持つ血統馬。もみじSを勝って臨んだ朝日杯FSは出遅れが響き5着になり、3歳上半期も結果を残せませんでしたが、夏の準オープン勝ちを弾みに開眼。秋の京阪杯で重賞初制覇を飾ってからはシルクロードS、キーンランドC、オーシャンSとスプリント重賞を席巻し、5歳春には京王杯スプリングC、秋にはセントウルSも制覇。円熟味を増して挑んだスプリンターズSではグランアレグリアの2着と涙を呑みましたが、続く香港スプリント、高松宮記念とG1連勝の輝かしい戦績を携えてのスタッドインとなりました。初年度は146頭、2年目は128頭に種付けを行う人気ぶりで、産駒のデビューは2025年。ロードカナロアの有力後継種牡馬として、類稀なるスピードの継承が大いに期待されています。

一方、母系を見ますと、母フレジエこそ中央未勝利ですが、祖母ヒカルアマランサスは京都牝馬Sを勝って、ヴィクトリアマイルではブエナビスタのクビ差2着と活躍。4代母Caerlinaは仏オークス馬という筋の通った血脈です。おじにホウオウアマゾン（アーリントンC、G2・2着3回）、近親にカレンミロティック（金鯱賞、天皇賞・春2着、宝塚記念2着）など活力も申し分なく、一族はAl Wukair（仏G1ジャックルマロワ賞）をはじめとして世界各国で堅実なパフォーマンスを示しています。

本馬は、自己所有馬として来年の早期デビューを目指しておりましたが、成長過程と調教の進捗状況を踏まえて検討した結果、所有馬の頭数整理を考慮しサラブレッドオークションに出品とさせていただくこととしました。
早期デビューを視野に入れ、9月下旬に千葉県内の育成牧場へ移動。施設のスクーリングから馴致へと移行。鞍付けを終えてロンギ場でのハッキングへと乗り馴らしまで進んだものの、思いの外、成長が遅い感じを受けましたので、環境を変える意味も含めて、12月上旬に北海道の育成牧場へ移動させました。現在は、施設のスクーリングを主に角馬場でのハッキングキャンターを消化しています。
心身ともに成長途上の1歳馬です。そのスピードの継承が大いに期待される父ダノンスマッシュの初年度産駒であり、母系からの活力も申し分ない筋の通った血統。皆様には、現状をご理解いただき、これからの成長に期待を込めて、ご納得をいただいた上でのご検討、ご入札をよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
こちらに来てから間もないのでしっかりとコンタクトを取りながら軽めの調教を始めたところです。騎乗した感じでは全体的に緩いので時間は掛かりそうなイメージです。気性的にも若いですから時々うるさい面も見せています。（株式会社Maverick・上村勇人氏）


※本馬の測尺は体高154㎝・胸囲175㎝・管囲19.0㎝・馬体重461㎏（12月16日現在）です。

※株式会社Maverick（北海道浦河郡浦河町字西舎・宮内厩舎内）に在厩しており、預託料は12,100円/日（税込）です。
12月21日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：浦野 和由（インボイス登録あり）