ネオシャクナゲ　　牡２歳　　※中央競馬　登録抹消

父パドトロワは短距離重賞を中心に活躍しただけでなく、7歳まで走って35戦9勝の成績を収めました。2歳12月に芝1200mで初勝利を挙げると着実に勝ち星を積み上げ、4歳3月にオープン入り。OP特別2勝を重ねて秋にはスプリンターズSで2着に好走します。翌年にはアイビスサマーダッシュで重賞初制覇。続くキーンランドCをレコードで制し、2012年のサマースプリントシリーズ王者に輝きました。翌年の函館スプリントSで重賞3勝目を挙げて以降は気持ちの面で競馬を途中でやめてしまうなど結果が出ず、7歳夏のキーンランドC12着を最後に引退、種牡馬入りします。産駒数はそれほど多くない中、2016年に生まれた初年度産駒のエムティアンがエーデルワイス賞で3着に好走、ダンシングプリンスは5歳時のカペラSでの重賞初制覇を皮切りにサウジアラビアG3リヤドダートスプリント、北海道スプリントC、JBCスプリントとタイトルを山積みしました。地方競馬でもハチキンムスメ（高知・黒潮ジュニアCS）、アトカラツイテクル（浦和・ユングフラウ賞2着）といった重賞活躍馬が出ており、持ち前のスピード能力を伝えているだけでなく、成長力にも期待が持てるのは頼もしい限りです。

母系に関しては、祖母カチバが米G2バーバラフリッチーH勝ちの実績馬。伯母にダート1200mのJRA2歳レコードホルダーのアイアムルビー（紅梅S2着、エルフィンS3着）がいる他、近親にSinister G（米G2レインズエンドS）がいます。母ボルティモアは未勝利ですが、1頭の半姉ミカッテヨンデイイはフェニックス賞などJRA芝2勝を挙げています。

2023年の北海道セプテンバーセール出身（1100万円）の本馬は、今年11月10日の東京芝1600mでデビュー。スタート直後に両隣から馬体を接触しながら激しく挟まれて10頭立ての最後方追走となると、直線もほとんど伸びる構えがなく、勝ち馬から3秒8差の最下位に敗れてしまいます。次戦は中2週で中山ダート1800mに条件を替えましたが、16頭立ての後方5番手から伸びを欠き、2秒9差の13着。中1週で前走は12月14日の同舞台に臨み、まずまずのスタートを切ったものの16頭立ての後方1～2番手追走となり、直線も追い上げられず、3秒4差の最下位に終わっています。

気持ちの面で前進気勢に欠ける印象です。馬体にも硬さがある現状で、良化には時間がかかりそうですが、地方で使いつつ成長を待てば、スピード豊かな母系の良さが出てくるのではないでしょうか。

現在左後肢の内側に外傷痕がありますが、歩様は問題ありません。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※ブルーステーブル（茨城県牛久市奥原町・高橋トレセン内）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
12月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：西田 俊二（インボイス登録あり）