ラブワンダー　　牝６歳　　※地方競馬　在籍

父ダイワメジャーはダートで初勝利を挙げ、スプリングＳ３着から皐月賞に駒を進めると、10番人気の低評価を覆して快勝。クラシック本番で芝初勝利を挙げました。その後もコンスタントに重賞タイトルを積み重ね、５歳秋には毎日王冠、天皇賞・秋、マイルＣＳと３連勝。翌年には安田記念、マイルCSを制しました。前々から押し切る持久力を生かした競馬を得意とし、瞬発力勝負が得意な他のサンデーレイレンス産駒とは一線を画した一流馬で、種牡馬としても、その特徴をよく産駒に伝えています。初年度からNHKマイルCの覇者カレンブラックヒルを出し、その後もコパノリチャード、メジャーエンブレム、レーヌミノル、アドマイヤマーズ、レシステンシア、セリフォスとG1馬を輩出。また、ダートでもブルドッグボス、ノーヴァレンダといったG1馬を出している大種牡馬です。

母系を見ますと、母系を見ますと、母テーブルスピーチはJRAの芝で２勝、ダートで１勝を挙げ、オープンの紫苑Sでも5着。きょうだいは半兄バロンデッセがJRAのダートで勝ち上がったほか、３頭が地方競馬で複数の勝利を挙げています。祖母タニノエクセレントは園田でデビュー４連勝を果たすなど、計７勝を挙げており、その半妹には、日本ダービーやジャパンCなどG1を７勝した名牝ウオッカがいるという血統です。３代母タニノシスターは短距離で５勝を挙げ、そのきょうだいには京王杯SC2着のスカイアンドリュウやガーネットSを勝ったスリーアベニュー。さらに溯れば桜花賞馬シスタートウショウなども同じ一族の出身で、いわゆるシラオキ系と呼ばれる牝系からは、コダマやスペシャルウィークなどのダービー馬も出ており、日本屈指の名門です。

本馬は2020年６月27日に阪神芝1400ｍの２歳未勝利戦でデビューし、武豊騎手を背に後方から差を詰めて13頭立ての８着。のちにオープンを勝つゴールドチャリスや重賞を勝つステラリアとそこまで差のない競馬はできましたが、結局、この一戦だけでJRAの登録は抹消。兵庫へ移籍しました。
移籍初戦は３歳３月。姫路1400ｍの３歳C1戦で3着に終わったものの、続く園田1400ｍの同条件戦では人気に応えて７馬身差で逃げ切り、初勝利を挙げています。その後は少し足踏みしましたが、９月に同舞台のC3戦を５馬身差で押し切り、このタイミングで再びひと息入れています。
４歳春に復帰し、３戦目に園田1400ｍのC3戦を逃げ切ると、その２戦後には同舞台のC2戦を逃げ切り。その後も崩れずに走り、休養を挟んで５歳時は高知に移籍してキャリアを再スタートしました。
高知でも軽快な先行力は健在で、転入５戦目に1400ｍのC3戦を押し切って移籍初勝利。その後も８戦連続で掲示板を確保するなど、C2に上がっても堅実な走りを見せてくれました。同年秋まで高知で走り、今度は名古屋へと転入しています。
ただ、名古屋ではB級の格付けとなったこともあり転入当初から思うように結果が出せず、C級に下がってからも変わり身がなかったため、今年６月まで走って金沢へと移籍。転入４戦目となった1400ｍのC1戦を２馬身半差で逃げ切って、久々の勝利を挙げてくれました。
ただ、その後は思ったような走りができておらず、馬にとって休養がベストなタイミングとなったこともあり、頭数整理のために今回のオークション出品を決めました。多くの競馬場で走ってきた経験値は新たなオーナー様の下でも財産になると思いますし、ぜひ、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
使い詰めてきているため、ひと息入れて立て直せば競馬の内容も変わってくると思います。継続預託も可能ですので、ぜひよろしくお願いいたします。なお、もともと右前繋靭帯の外側が張っていますが、歩様は問題なくそのまま競馬を使ってきました。時期的なものもあり、両後肢には皮膚病が出ています。また、元気のいい馬で馬場入り時や装鞍時には注意が必要です。（金沢競馬・室井眞文調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※金沢競馬場・室井眞文厩舎（石川県金沢市八田町西）に在厩しています。継続預託も可能です。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
12月28日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：清水 隆雄（インボイス登録あり）