カレンルシェルブル　　牡７歳　　※中央競馬　登録抹消

父ハービンジャーはデインヒル系のDansili産駒で、キングジョージ六世＆クイーンエリザベスSを11馬身差で完勝。2011年から本邦で種牡馬入りし、秋華賞と英ナッソーSを制したディアドラ、エリザベス女王杯馬モズカッチャン、マイルCS勝ちのペルシアンナイトなどを輩出。その後もブランストワンピースが有馬記念、ノームコアがヴィクトリアマイルと香港Cに優勝し、一昨年はナミュールがマイルCSを制覇しました。さらに昨年はチェルヴィニアがオークスと秋華賞、アルマヴェローチェは阪神JFを制しています。産駒の活躍は芝が中心ですが、ハービンマオがダート交流重賞の関東オークスに勝利しています。

一方、母系を見ますと、母カレンケカリーナは芝で5勝を挙げてオープンまで出世した活躍馬。おばに4勝を挙げて福島牝馬S3着、秋華賞4着のアカンサスがおり、祖母センスオブアートは中央のダート短距離で2勝。近親には米重賞勝ち馬でリステッドレース5勝のEuphonyがいます。4代母 Possible Mateは米G2ニューヨークHなど米重賞を4勝。一族からは米G2メドーランズBCSを勝ち、G1サバーバンH2着のTap Dayや米G1ダービーシティディスタフSに優勝したBell's the Oneなど活躍馬が多数出ており、活力も十分です。

デビューは3歳3月、初勝利も6月と遅かったですが、夏場に力をつけ、秋にはG2・セントライト記念で4着に好走するなど、頭角を現すまでに、それほど時間は要しませんでした。そして、4歳秋の新潟・魚沼Sで待望のオープン入りを決めると、その後も芝中距離戦を中心にレースを使い、5歳春にはL・福島民報杯を快勝。さらに同年秋にはG3・福島記念で後方から追い込み、0秒3差の3着。昨年1月にもG2・日経新春杯でブローザホーンの5着に好走するなど、重賞制覇にあと一歩のところまで来ていました。ただ、昨秋あたりから、一度リズムを崩すと、自分でセーブしてしまうような走りになっていました。以前は本馬場入場で先出しするほど、元気の良さを見せていましたが、やはり年齢面が影響しているのかもしれません。このあたりで新オーナーを探すべく、今回のオークションに出品することにしました。

前走1月6日の万葉S後も変わりない状態です。その前走は、4歳2月のダイヤモンドS以来となる長距離戦ということに加え、直前に強めの降雨があり、馬場状態が急速に悪化したことも影響したのかもしれません。正直、ダートは未知数で、中央のオープンクラスでは力不足だと思いますが、約500kgの大型馬ですし、これまでは福島や小倉など、平坦、小回りコースで実績を残していましたので、地方競馬であればメンバー次第でチャンスが巡ってくると思います。何よりも7歳まで大きなケガを一度もすることなく、コンスタントにレースを使えた点は高く評価できます。また、前走は4ヵ月の休み明け。まだフレッシュな状態にありますし、むしろ一度使われて状態が上がってくる可能性があります。即戦力として期待できる部分は十分にあるでしょう。

なお、現状で4肢ケイクン、　右前管内側骨瘤が見受けられます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2025年2月6日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2025年1月6日（日）　1回中京2日　11R　万葉ステークス　　芝3000m（稍重）
　　　結果15着　　タイム3:17.8（1着馬からのタイム差7.6秒、5着馬からのタイム差6.3秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,230円/日（税込）です。


販売申込者：鈴木 隆司（インボイス登録あり）