キョウエイルーマー　　牡５歳　　※地方競馬　在籍

父キョウエイギアはダービー馬ディープスカイの産駒。デビュー2戦目の阪神ダート1800m戦で、のちにUAEダービーを勝つラニを破って初勝利を挙げました。その後は勝ち切れない競馬が続きましたが、3歳2月に小倉のくすのき賞で2勝目を挙げると勢いに乗り、5月に鳳雛Sでオープン勝ち。さらにはジャパンダートダービーを4馬身差で圧勝し、3歳ダート王に輝きました。秋は古馬相手の重賞で健闘しましたが、骨折もあって休養が長引き、古馬になって走ることなく引退、種牡馬入りしています。種牡馬としては4年間で3頭を残したのみで引退していますが、その中の1頭であるギアセカンドが2024年10月に門別で未勝利戦を逃げ切り。産駒の初勝利を挙げています。

母系を見ますと、母レディアマポーラはJRAの芝1000mとダート1000mで1勝ずつを挙げた快速馬。半姉のアマアマとユウユウがJRAで勝ち上がっており、その他のきょうだいも4頭が地方競馬で白星を挙げています。母のきょうだいは3頭が中央で、3頭が地方競馬で勝ち上がっており、母のいとこには兵庫ジュニアグランプリ2着のコウエイテンマ。JRA2勝の祖母カルメンジョオーの半弟にはシリウスS2着のタガノサイレンスがいます。一族には中日スポーツ賞4歳Sを勝ったオープニングテーマや、交流重賞3勝を挙げたレーザーバレットなどがおり、4代母オールドコートは米国のG3勝ち馬。米国、日本でダート巧者を多く送り出しているファミリーです。

本馬は2022年8月20日に新潟ダート1800mの新馬戦でデビュー。後方からの競馬となり、メンバー上位の上がりタイムをマークしましたが、15頭立ての10着に終わりました。ただ、2戦目の中山ダート1800m戦では好位で流れに乗り、ラストも脚を使って3着と内容が一変。大きく前進を示しました。
その後も2戦続けてダート1800m戦で4着に食い込み、チャンスはありそうでしたが、3歳を迎えてからは思ったように成績が上がらず、4月の東京ダート2100m戦で8着となったのを最後にJRAの登録は抹消。浦和へ移籍しています。
転入初戦は7月。1500mの3歳二組戦では2番人気に支持されましたが、スタートダッシュがひと息で道中は最後方からの競馬。なかなかエンジンがかからず、直線入り口でも最後方でしたが、そこからひと脚は使って12頭立ての10着でゴール。上がりタイムはメンバー3位という内容でした。
その後は夏負けもあってひと息入れ、復帰したのは年明けの1月。C2に格付けされ、復帰直後はなかなか成績が上がりませんでしたが、使われながら反応も良くなり、4月の川崎1400m戦では4着。7月にも地元の1400m戦で4着に食い込んでいます。
ただ、夏休みを挟んで秋以降の成績がもうひとつさえないこともあり、今回は頭数整理のタイミングもあってオークション出品を決めました。JRA在籍時の走りから、ポテンシャルは間違いなく秘めていると思いますし、馬格もしっかりしています。明け5歳馬でここから良くなってくる部分もあると思いますし、新たなオーナー様の下で、素質が開花することを願っております。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
調教や競馬でも追い出すと内にモタれてしまうところがあり、力を出し切れていない現状です。環境、条件を替えることで、いい方に出てほしいと期待しています。なお、夏負けで休養が長引いたように、夏場に弱いところがあります。（浦和競馬・小澤宏次調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ホースサポート櫻（茨城県稲敷市椎塚）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
1月18日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：田中 晴夫（インボイス登録あり）