エイシンオキクルミ　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

父エイシンヒカリは15戦10勝。主な勝ち鞍は香港カップ(G1)、イスパーン賞(G1)、毎日王冠(G2)、エプソムカップ(G3)。3歳4月芝1800mと遅いデビューもアイルランドTまで無傷の5連勝を飾ると、翌年にエプソムカップ、毎日王冠と重賞連勝し本格化。次走の天皇賞秋は、9着となるも続く香港カップで初G１制覇。翌年は欧州遠征を敢行しイスパーン賞では欧州の強豪を相手に10馬身差の大差勝ちで世界を驚かせ、このパフォーマンスで、ワールドサラブレッドランキングで暫定1位の評価を獲得しました。種牡馬となってからは、初年度産駒からエイシンヒテンがローズS2着、秋華賞4着とクラシック路線を沸かせ、2世代目からは、エイシンスポッターが鞍馬S、安土城Sとオープン、リステッドを勝利し芝の短距離路線で活躍中。ダートでは、エイシンシュトルム、エイシンケプラーが2世代続けて、南部駒賞(盛岡重賞)を勝利し、エイシンヌウシぺツがサマーカップ(笠松重賞)を勝利するなど、産駒は芝ダート問わない活躍を見せています。

母エイシンコアーは地方3勝。半兄エイシンアルゴスは地方8勝、半妹エイシンキャノピーは25年1月の川崎競馬で初勝利を挙げました。祖母エーシンマーメイドは芝1800mの新馬戦を勝利し1戦1勝のキャリアで繁殖入り。叔母エーシンスイアブは地方で6勝、近親エーシンディーバは地方10勝の活躍を見せました。牝系を辿ると一族には、ベルモントS(G1)など米国G1 2勝含む重賞5勝で種牡馬としても活躍したコンキスタドールシエロや、メイトロンS(G1)、スピナウェイS(G1)など米国G12勝含む重賞5勝のオーバーオールなどの活躍馬が名を連ねます。

本馬は2歳7月12日門別競馬場1100mでデビューし1番人気に支持されますが、好位3番手からの競馬で4着となります。その後2着、3着を重ね、初勝利を挙げたのは、デビューから8戦目の門別1100mで先行3番手から、上がり3ハロン1位の脚を使い2馬身差の快勝でした。年が明け、3歳時は兵庫競馬に移籍し転厩初戦は姫路1400mに出走し11着。次走は3着となるも、距離を伸ばした1700mでは好位につけるも、7着と精彩を欠きます。転機となったのは、転厩4戦目の園田1230ｍ3歳Bクラス。スタートから後方11番手に下げ3、4コーナーでも中団後方の苦しい位置取りから、上がり39,9秒の末脚で差し切りを決め勝利すると、昇級後のABクラスでも後方待機から3着、1着、3着と堅実な末脚で安定した成績を納めます。しかし7月になり古馬混合レース番組に変わると得意の1230mでも4着が精一杯の競馬となり、現在はC1クラスでも勝ち負けには加われない内容が続き、この度、頭数整理の為オークション出品となりました。まだ4歳と若く、血統的にも母父エイシンデピユティ、母母父ダンスインザダークに父が叩き良化型のエイシンヒカリという構成からも、今後の成長もまだ期待できると思います。前走も上がり3位の脚を使えているので、展開が嵌ればまだチャンスはありそうです。現状確認の上ノークレームノーリターンでの出品となります。ご検討の程よろしくお願い致します。

【本馬についての現状説明】
気が入りやすい馬ですが､問題なく調教でき出走できています｡前走後も状態に変わりありません｡（園田競馬西脇・平松徳彦調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬西脇馬事公苑・平松徳彦厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
1月25日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井 克彦（インボイス登録あり）