アートラヴァーの23　　牡２歳　　※育成馬（育成中の2歳馬）

父マテラスカイは米国生まれのSpeightstown産駒。明け4歳から軌道に乗り、2連勝で臨んだ初の海外遠征ドバイゴールデンシャヒーンで5着。帰国後の準オープンを快勝すると、続くプロキオンSを日本レコードで圧倒して重賞初制覇を飾りました。以降も6歳時のクラスターCでのレコード勝ちをはじめ、JBCスプリントやゴールデンシャヒーン、サウジアC、リヤドダートスプリンでの2着など、ダートの短距離において抜群のスピードを披露。世界を股にかけて活躍し、7歳時の米G1・BCスプリント5着を最後に種牡馬入りしました。初年度産駒が昨年の北海道セレクションセールにて2,420万円の値をつけるなど、北海道市場に計36頭が上場され、32頭が落札。昨年6月の急逝が悔やまれますが、限られた産駒たちには馬産地の多大なる期待が込められています。

一方、母系を見ますと、母アートラヴァーは中央のダート1200ｍで1勝。半兄ジャポニズムが笠松・門別で計7勝、半姉ウィンドワークが昨年に南関東で2連勝しています。おじフィールドシャインが中央のダートで5勝を挙げてオープンまで出世するなど、母のきょうだいは中央・地方で多くの白星を挙げており、祖母ギャラリートークの半妹にはフローラS2着、オークス4着のミンティエアーがいる血統。さらに遡れば、仏1000ギニーの勝ち馬Culture Vulture、英国のマイルG1を2勝し種牡馬となったZilzalなども同じ一族となります。

本馬は、2024年・北海道サマーセールに上場され814万円で落札しました。サマーセール終了後、直ぐに育成牧場へ移動。環境の変化に慣れさせながらパドック放牧等で英気を養い、成長も促しつつ、状態を確認して馴致を開始しました。
騎乗調教も順調に進み、現在は通常メニューとして、トラックコースでのダク2000m・キャンター3600m（1F20～25秒）を主に、週1回・坂路で3F15-15のペースで乗り込んでおります。
雄大な馬体で、これからの成長が楽しみな本馬ですが、この世代の頭数整理を踏まえて検討した結果、このタイミングでサラブレッドオークションへの出品とさせていただきます。昨年6月の急逝が悔やまれる、父マテラスカイの貴重な産駒。中央のダートで5勝を挙げたフィールドシャインの甥にあたる血統です。
皆様には、現状をご理解いただき、ご納得をいただいた上でのご検討、ご入札をよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
馴致を始めてから順調に進んでいます。馬格が有り、調教の動きも良くなっています。（エイトステーブル・國信泰秀氏）


※本馬の測尺は体高165cm、胸囲190cm、管囲21.0cm、馬体重は492kg（1月21日現在）です。

※エイトステーブル（北海道沙流郡日高町幾千世）に在厩しており、預託料は14,300円/日（税込）です。
2月1日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) エイトステーブル（インボイス登録あり）