コパノスタンリー　　牝５歳　　※地方競馬　在籍

父コパノリッキーは多くのダートの猛者を送り出しているゴールドアリュール産駒。フェブラリーS連覇や東京大賞典などダートGⅠ競走を11勝。7歳の引退まで長きにわたってダート界の頂点に立ち続け、2018年から種牡馬入りしました。2021年に初年度産駒がデビュー。コパノニコルソン（出品本馬の全兄）はOPまで出世し、セカンドクロップからもアームズレイン（りんくうS、ペルセウスS、根岸S2着）、コパノパサディナ、ペプチドソレイユ、ヒューゴ、エランティスがOP入り、3世代目のテーオーパスワードは新馬戦、伏竜Sを連勝し、米G1ケンタッキーダービーでも5着に健闘。先週末の瀬戸Sでも勝利しました。地方でもファーストリッキー（高知・金の鞍賞）、エコロクラージュ（楠賞など園田重賞3勝）、セブンカラーズ（名古屋・東海ダービーなど地方重賞5勝）、シンメデージー（高知・土佐秋月賞など地方重賞4勝、名古屋大賞典3着、東京ダービー4着）、ブリスタイム（ネクストスター笠松）などの重賞活躍馬を送り出しており、多くの産駒に持ち前のパワーが受け継がれています。

一方、母系は最優秀2歳牝馬ニホンピロビッキー（Rたんぱ3歳牝馬S、デイリー杯3歳S2着、阪神牝馬特別2着）を曾祖母に持つ、欧州から日本に根付いた有力ファミリー。現在オープンクラスに在籍している全兄コパノニコルソンを筆頭にきょうだい9頭が中央のステージで勝ち上がっており、甥のコトホドサヨウニ、おじのウォーターヘンリーともに準オープン馬。さらにはいとこに高知重賞2勝のモズヘラクレス、近親にシンザン記念3着のテンペストシチー、オープン特別2勝、七夕賞3着のミキノバンジョーなど、活力に満ち溢れています。

2歳夏に中央よりデビューし、ダ1200～1800mで11戦。2022年9月17日の中京・2歳未勝利（ダ1400m）で3着、2023年1月29日の中京・3歳未勝利（ダ1200m）で4着に入るなど、能力の一端を見せていましたが、結局、中央では勝ち上がることができませんでした。

そして、高知へ移籍すると、その初戦となった2023年6月18日の高知・C3-13（ダ1300m）では能力が違うといわんばかりに、4馬身差の圧勝を飾り、単勝1.0倍の支持に見事応えました。その後も7月16日の高知・C3-10（ダ800m）、7月29日の高知・C3-6（ダ1400m）にも勝利し、破竹の3連勝を記録。結果もさることながら、3戦とも距離が異なっていた点からも非凡な素質が窺えました。その後も順調に高知でキャリアを積み、C2クラスでも2勝を獲得すると、昨年6月より南関東の船橋で競走生活を送っています。

船橋ではC1クラスに格付けされ、まずは6月28日の船橋・かに座ダッシュ（ダ1000m）でアタマ差の2着。続く7月20日の船橋・キャッツアイスプリント（ダ1200m）でも3着に入り、すぐに南関東でも十分やれることを証明しました。その後、4ケ月の休養を挟み、戦列に復帰すると、11月28日の船橋・アスタースプリント（ダ1200m）では逃げて4着。12月17日の船橋・センリョウスプリント（ダ1200m）では逃げずに4、5番手から直線で抜け出す正攻法のレースで通算6勝目を挙げました。そして、B3クラスへの昇級初戦となった今年1月21日の船橋・睦月スプリント（ダ1200m）では逃げて0秒2差の3着と、いきなり結果を出してくれました。

ところがその後、右前蹄叉が剥がれてしまった為、次走の目処が立っていない状況です。そこで、関係者と今後について協議を行ったところ、一時は今春の繁殖入りを検討していましたが、すぐに牧場の受け入れ態勢が整わないため、これを断念。また、来春となると、他の繁殖牝馬候補との兼ね合いがあり、繁殖入りの確約ができないという結論に至り、それならばオークションに出品して、他の方にお譲りする形を採った方がいいだろうということになりました。

先述の通り、中央の現役オープン馬コパノニコルソンの全妹という良血馬です。しかも、コパノリッキー×クロフネ×パラダイスクリーク×トウショウボーイと、いずれも一流馬で固められた血統構成は競走馬としても、繁殖牝馬としても大きな可能性を秘めています。キングマンボの血を内包しておらず、キングカメハメハ系の種牡馬と相性が良さそうな点も特筆すべきポイントだと思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前走後、右前蹄叉が剥がれた為、鉄橋鉄を使用しています。左前も鉄橋鉄に替えました。運動に関しては問題ありませんが、念の為、馬場入りは中止しています。時間が掛かりそうで出品となりましたが、前走も3着でしたし、まだまだやれる馬だと思います。（船橋競馬・川島正一調教師）


※2023年10月1日の競走にて、両前腕挫創のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※岩城ステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田・阿見TC内）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
2月1日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小林 祥晃（インボイス登録あり）