アナザークイーン　　牝９歳　　※地方競馬　在籍

父アイルハヴアナザーは米国で生産、調教され、2歳時は1勝に終わりましたが、3歳を迎えてから快進撃を開始。サンタアニタダービーでGⅠ初勝利を飾ると、続くケンタッキーダービーで豪快な差し切り勝ち。続くプリークネスSでは、ケンタッキーダービー2着馬Bodemeisterとの競り合いを制し、2冠を達成しました。ベルモントSでの3冠制覇の期待が高まりましたが、レース直前になって故障が判明し、そのまま引退。翌年から日本で種牡馬入りすることが決まりました。産駒のデビューは2016年。初年度から芝、ダートを問わずに多くの産駒が勝ち上がり、その中の1頭のアナザートゥルースがアンタレスSを制してJRAでの重賞初制覇。その後も福島民友Cを勝ったマイネルユキツバキや、総武Sを勝ったメイショウワザシなどが活躍しています。また、芝でもラジオNIKKEI賞2着、アンドロメダS勝ちのマイネルサーパス、函館2歳S2着のウインジェルベーラ、葵S、阪神Cなどを勝ったウインマーベルなどが登場。地方でも重賞勝ち馬を輩出しています。

母系を見ますと、母マイネクイーンはJRAの芝で2勝。全姉クイントゥープルはJRAで新馬勝ちしたのち、兵庫に移籍してA級で勝利。半弟のケンシは名古屋のA級で勝利、ノブノビスケッツは金沢で石川ダービー、MRO金賞などを勝っており、きょうだいは高いレベルで活躍しています。母のきょうだいも中央、地方で堅実に駆けており、近親には米G2フェアグラウンズオークスなどを勝ったクワイエトテンパーや、ペルーのG1馬ウェリントン、チリオークス3着馬バヒアリンダなど多彩な活躍馬が名を連ねます。4代母ブライティは米G2テストS勝ち馬で、BCスプリントなどを勝って種牡馬となったダンシングスプリーなども同門です。

本馬は2018年9月8日に中山芝2000mの新馬戦でデビューし3着。その後も芝1800m戦で2戦連続3着となり、勝ち上がりは時間の問題かと思われましたが、その後はややパンチ不足の競馬が続き、3歳5月からダートに路線変更。6月に大井1800mの交流競走で長く脚を使って抜け出し6馬身差の圧勝で待望の初勝利を挙げました。
1勝クラスへの昇級戦となった新潟ダート1800mで0秒7差4着に健闘すると、その後はややムラのある成績でしたが、4歳の春先から徐々に成績が安定。勝ち切れないまでも、メンバー上位の上がりタイムをマークして掲示板を確保するケースが増えてきました。結局、JRAでは5歳6月まで走り、1勝クラスで6度の掲示板という成績を残して大井に移籍しました。
すると、転入初戦となった1800mのB3戦を早め先頭から押し切り、早くも移籍初勝利をマーク。2戦後には同舞台のB2戦で3着に追い上げました。ただ、その後はやや低迷。7歳5月に1650mのC1下で3着になったのが最高で2年以上白星から遠ざかりました。それでも、同年11月には1650mのC1戦を押し切り、久々の先頭ゴール。改めて地力を見せてくれました。
これで再びB3にクラスが上がり、以降はなかなか思うような成績が挙げられていませんが、うまく展開がかみあったときには上位を脅かすような脚を使えています。明け9歳となり、年齢的なものも考えて今回はオークション出品を決断いたしましたが、相手関係次第では十分に戦っていけると思いますし、ぜひ、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
大井の現級では頭打ちの印象ですが、他場で環境を変えることで違った結果を出せると思います。なお、これまで間隔をあけたときは背腰に疲れが出たことによる休養です。ゲートは尾持ちで対応してください。また、調教で集中しない感じで物見をするので、注意してください。（大井競馬小林・橋本和馬調教師）


※2023年6月9日の競走にて、感冒のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。 
2月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：村田 裕子（インボイス登録あり）