ベストディシジョン　　セン４歳　　※中央競馬　登録抹消

2歳6月に美浦トレセンに入厩し、調教を進めていましたが、6月16日に左前脚の球節部に張りが認められました。すぐにJRAの獣医師によるレントゲン検査を受けたところ、左前脚の第一指骨に剥離骨折が判明し、全治３カ月の診断を受けました。JRAの獣医師によると骨片は時間の経過とともに収束するため、手術の必要はないとのことでした。その後、骨折は回復し、デビュー戦となる10月15日の東京・芝1600ｍ戦では中団を追走し、最後の直線で良い脚を見せて追い込んだものの5着。中１週で臨んだ10月28日東京・芝1800ｍ戦は出遅れてしまい、6着に敗れました。放牧を挟んで臨んだ3歳1月の中山・ダート1800ｍ戦では3番手を追走し、最後の直線で一旦先頭に立ちましたが、直線半ばで勝ち馬に差されて2着。続く3月の中山・ダート1800ｍ戦では出遅れてしまい、向正面で捲っていったものの、３コーナー付近で勢いを失い、４コーナーでレースを止めて、競走中止となりました。レース後の馬体チェックで両前脚にソエはみられるものの、その他に大きな異常はありませんでした。調教師は「右回りに難があるのでは」と考えていました。放牧を挟んで臨んだ５月の東京・ダート1600ｍ戦では中団を追走し、最後の直線では外から追い込んだものの、前との差をつめられず4着。8月の川崎・地方競馬指定交流競走オーガストフラワー賞(ダート1600ｍ)では中団からジワジワと押し上げましたが、直線で勝ち馬に離されて3着でした。騎乗した騎手からは「トモに緩さがあって、スタートから進んでいかず、その影響でコーナーリングの走りももうひとつでした」と話がありました。出走間隔による優先出走順で3歳未勝利戦への出走が極めて難しくなったため去勢手術を行い、障害練習を開始しました。一度１勝クラスで実力を確かめるため12月の中京・ダート1800ｍ戦に出走しましたが、後方を追走したまま前との差を詰められず14着に敗れました。その後、本格的に障害練習を進め、態勢を整えて臨んだ先週2月9日の小倉・障害未勝利戦では飛越が安定せず、馬群から遅れ、最後まで巻き返せないまま12着で終えています。障害戦に慣れるまでにはかなり時間がかかることに加え、慣れたとしても勝ち負けするのは難しく、ここを限界と判断し、中央競馬を抹消してオークションに出品することとしました。ダートは中央競馬の未勝利クラスで2着１回、4着1回、川崎競馬では3歳C1クラスで3着の成績を残しており、クラスが細かく分かれている地方競馬であれば活躍の可能性があるかもしれません。新たな環境での変わり身に期待します。なお、1月18日に右前脚の裏側に若干の張りが見られ、エコー検査を行ったため毛刈りをしています。検査の結果に異常はなく、触診でも痛みは確認されませんでした。1月25日に小倉競馬場へ移動して以降は、右前脚の張りも見られなくなっています。

以下の公表事項をご確認ください。
・右前肢裏側の毛剃りは1/18にエコー検査した時のもので、屈腱には全く問題ありませんでした。
・2/12に小倉から美浦へ到着したばかりですので、現在は平熱ですが輸送熱にご注意ください。
・調教で少し引っかかるところがありますが、その他扱いには問題ありません。


※2024年3月24日の競走中に右後肢跛行を発症したため、最後の直線コースで競走を中止しています。

※2023年6月16日（2歳時）、左前脚第一指骨剥離骨折を発症しています。

※2024年8月16日（3歳時）に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
2月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) サンデーレーシング（インボイス登録あり）