ベルタント　　牡６歳　　※地方競馬　在籍

本馬の母タントタントは自身も東京2歳優駿牝馬4着など優秀な競走成績を誇ったばかりか、全4頭の産駒にも能力があまねく受け継がれ、何れも4勝以上かつ700万円以上を獲得。兄トランセンデンス（羽田盃1着、JBC2歳優駿JpnIII2着など）、弟インテンシーヴォ（ゴールドジュニア3着）が重賞でも活躍している秀逸なファミリーです。

本馬は道営1戦0勝→浦和10戦2勝と転戦後、一昨年9月に本オークションにて出品されていたところを私が落札し、浦和・川崎・船橋・佐賀で22戦2勝2着1回3着3回の成績を挙げました。
前オーナー時代は好位から進めて掲示板を外さない優等生タイプでしたが、私の所有になってからは気難しさが前面に出てきて、徹底先行型の個性派にモデルチェンジ。昨年2～3月に浦和C2・川崎C1を連続で逃げ切り大いに期待を持たせたのも束の間、その後は相手強化に加え、この頃からズブさが出てきたこともあって、なかなかハナを切らせてもらえず苦戦を強いられます。大目標だった6月の「くろうま賞」を勝って苦手な夏場を充電に当てる予定も、惜しい2着に敗れたことで続戦したのが災いして不振に陥り、9月の船橋C1特別5着を最後に佐賀へ移籍。年内はB級特別で好走を見せたものの、年初のクラス再編成によりB級平場の1400mに組まれるとスピードについて行けないケースが目立つようになりました。そこで大回りの盛岡マイル戦を使ってみたいと考え岩手競馬への移籍を模索しましたが、馬運車がかなり先にならないと手配できず、今回の出品に至りました。

逃げた時のしぶとさは特筆もので、一旦交わされても諦めないことは川崎C1勝利やくろうま賞2着の際の通過順位1-1-2-1に顕れています。その一方で、4月の浦和C1特別では3角で後方2番手に下がりながら5着まで追い上げており、長い目で見れば脚質転換を志向した方がいいのかもしれません。
また、競馬場を移籍した当初に好走が目立つことから、環境を変えてあげることがプラスに働く可能性は大いにあります。
明け6歳となりましたが、馬っぷりの良さは衆目の一致するところですし、2ヶ月前の佐賀B級準重賞で後にA級戦を勝利したトリオンファーレやB級特別を連勝したアクラシア相手に3着を確保していることから、能力面での衰えもほぼありません。

ご検討の程よろしくお願い申し上げます。

【本馬についての現状説明】
前走は球節を痛めて攻めきれず太目残りでしたが現在は落ち着いています。背腰に疲れがあります。（佐賀競馬・東眞市調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※佐賀競馬場・東眞市厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
2月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：内山 啓