シズカノウミ　　牝５　　※地方競馬　在籍

父アポロキングダムは中央におけるLemon Drop Kid産駒の勝ち馬第1号で、現役時は中山・東京のダートで2勝。その血を継承するべく種牡馬入りを果たすと、初年度産駒にあたるアポロマーベリックが中山大障害、中山グランドジャンプを制し、2年連続で最優秀障害馬に選出。以降もカペラSを制してリヤドダートスプリントでも3着に好走したガビーズシスターを筆頭にアポロビビ（ジャニュアリーS、千葉S）やアポロスターズ（カンナS）、シャインカメリア（ダリア賞2着）、アポロユッキー（関東オークス4着）、パキラパワー（エーデルワイス賞4着）、ニシノライトニング（春風S）、ドリームシイ（水沢重賞・ビギナーズC3着）、アポロチーター（日吉特別2着）、アポロカーネル（芙蓉S4着）、セガールモチンモク（中央3勝）、タマモヒメギミ（中央3勝）など、出走した14世代172頭のうち、なんと138頭が勝利を収める抜群の戦績。限られた産駒の中から次々に活躍馬が誕生しています。

一方、母系は英ダービー馬ドクターデヴィアスや高松宮杯の覇者シンコウキングを産んだRose of Jerichoを4代母に持つ、薔薇一族としても有名なRose Redに遡る名門ファミリー。Dancing Rain（英オークス、独オークス）やイーヴンソー（愛オークス）、メイビー（モイグレアスタッドS）といったG1馬たちもこの一族で、母の全弟に中央準オープン馬スズカビスタ（宮崎特別、レインボーS2着）、近親にはスズカフェニックス（高松宮記念）やスズカデヴィアス（新潟大賞典）、レイホーロマンス（愛知杯2着）、スズカワグナー（コスモス賞）など、活躍馬がズラリと並んでいます。

2022年12月の中山・2歳新馬（ダ1200m）では中団から上がり1位の末脚を繰り出し、いきなり2着に好走。惜しくも新馬勝ちの栄誉は獲得できませんでしたが、3着に5馬身差をつけるなど、デビュー戦としては上々の結果でした。その後も同じ中山ダ1200mで好走したほか、東京ダ1400mや福島ダ1700mでも連対を果たすなど、未勝利クラスでは能力上位であることを証明。あと一歩のところまで善戦しましたが、残念ながら勝ち上がることができず、2023年8月31日の当オークションに出品されていたことから、当方が落札しました。

2023年10月に兵庫へ移籍。初戦から1番人気に推されるなど、やはりJRA在籍時の実績が高く評価されていましたが、蓄積した疲労や気性面の影響で、すぐには結果が出ませんでした。復調の兆しを見せ始めたのは、暖かくなってきた昨春あたりで、段々と能力を発揮するようになり、6月の園田・C3一（ダ1400m）ではハナ差で逃げ切り勝ちを収め、待望の初勝利を飾りました。また、前走から600mの距離短縮となった一昨日の姫路・熊野ダッシュ（ダ800m）では、2番手から上がり最速の脚で抜け出し、2着馬に2馬身差をつける圧勝。現在、非常にいいコンディションにあると言っても差し支えないでしょう。即戦力候補をお探しの方にはおススメの一頭です。

また、競走馬としてはもちろんのこと、血統背景やポテンシャルの高さを勘案し、将来の繁殖牝馬候補としてもご検討いただければ幸いです。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
JRAから転厩直後、気持ちの面で一杯だった感じでしたので、一度レースを使った後、リフレッシュのため休養を挟みました。現在も牝馬特有の難しさを残していますが、リズム良く走らせることができれば、能力を発揮してくれます。（園田競馬西脇・石橋満調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※株式会社ホースライフ（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
3月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：楊 明翰（インボイス登録あり）