ヴィアドロローサ　　牡６歳　　※中央競馬　登録抹消

父ロードカナロアは難攻不落とされた香港スプリントを連覇するなど、短距離界の絶対王者として一時代を築き上げました。種牡馬としても初年度から歴史的名牝アーモンドアイ（牝馬三冠、ジャパンC2回、ドバイターフなどG1・9勝）をはじめとして、ダノンスマッシュ（香港スプリント、高松宮記念など重賞8勝）やステルヴィオ（マイルCS、スプリングS、朝日杯FS2着）、ダイアトニック（スワンS2回、阪神Cなど重賞5勝、高松宮記念3着）などが輩出。2世代目以降もサートゥルナーリア（皐月賞、ホープフルS）やパンサラッサ（サウジC、ドバイターフ、天皇賞・秋2着）、ダノンスコーピオン（NHKマイルC）、ファストフォース（高松宮記念）、ブレイディヴェーグ（エリザベス女王杯）、ベラジオオペラ（大阪杯）、コスタノヴァ（フェブラリーS）、レッドルゼル（JBCスプリント、フェブラリーS2着、ドバイゴールデンシャヒーン2着2回）、Tagaloa（MRCブルーダイアモンドS）といったG1ウイナーが誕生しています。亡きキングカメハメハの強力後継者として令和時代のチャンピオンを担う存在となっています。

母系に関しては、3代母Phydillaが仏G3クインシー賞、エクリプス賞勝ちの実績馬。伯父にフィニステール（青葉賞3着）、伯母にブロードストリート（ローズS、秋華賞2着）、いとこにサトノウィザード（富士S2着）がいる他、近親にヒシアケボノ（スプリンターズS）、Dubai Destination（英G1クイーンアンS）、Librettist（仏G1ジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞）、アグネスワールド（仏G1アベイドロンシャン賞、英G1ジュライC）といった国内外のG1ウイナーがいます。母ロイヤルストリートはJRA芝1200～1600mで4勝。2頭の弟妹のうち、全弟サンライズグレートが園田4勝を挙げています。

母の初子となる本馬は、美浦・加藤征弘厩舎から2021年8月7日の函館芝1200mでデビュー。9頭立てで逃げ馬と併走する形で2番手に付けると、直線の追い比べで相手を競り落とし、後続の追い上げをハナ差振り切り、見事に新馬勝ちを収めます。次戦は中3週ですずらん賞（札幌芝1200m）に臨み、9頭立ての4～5番手に付けると、直線で外めを力強く伸びて0秒1差で差し切り、無傷連勝でOP特別初勝利を飾りました。

飛躍への足がかりをつかんだかに思えましたが、その後は重賞の京王杯2歳Sで0秒8差の8着、朝日杯FSで1秒5差の11着に敗れてしまいます。3歳時からは栗東・安田隆行厩舎に転厩したものの、4歳時の2勝クラスで2着2回（東京芝1400m、函館芝1200m）が最高。同厩舎の解散後は今の栗東・高橋一哉厩舎に転厩し、8戦して4着が最高で、前走は先週2月23日の京都ダート1400mに臨みましたが、12頭立ての最下位（3秒6差）に終わっています。

条件的に現級では次走への優先権を外すと使いづらい面があり、このタイミングでオークション出品となります。地方の環境へ替わり、リスタートに期待しています。

なお、本馬は2月27日（木）開催のオークションで取引され、3月1日（土）に笠松競馬場へ移動しましたが、歩様に違和感が見られ全休明けの3日（月）にレントゲン検査を受けると「左前肢橈骨遠位端骨折」の発症が判明。5日（水）栗東トレセンでの再検査でも同様の診断を受け、関係者での協議の上、今週のオークションへ再出品となりました。しばらく休養が必要な状態です。現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いし、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2025年2月23日の競走後、左前肢橈骨遠位端骨折が判明。事故見舞金9号（競走中の事故により事故発生の日から6カ月以上出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※JOJI STABLE（滋賀県東近江市川合寺町）に在厩しており、預託料は13,750円/日（税込）です。午後の退厩の場合、預託料をご負担いただきますのでご承知おきください。
3月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) スリーエイチレーシング（インボイス登録あり）