パシフィックハイツ　　牝４　　※繁殖牝馬

2歳8月デビューに向けて調教を進めていましたが、7月に左眼に角膜炎を発症したため、治療のため放牧することになりました。治療は順調に終了し、デビュー戦となる12月の中山・芝2000ｍ牝馬限定戦では、先団を追走し、最後の直線で長く良い脚を見せて追い込みましたが、先に抜け出した勝ち馬を捕まえることができず、2着となりました。3歳1月にノーザンファーム天栄で調教中、左トモに腸骨骨折が認められ、休養に入ることとなりました。骨折が治癒した後、順調に調整が進み、復帰戦となった3歳10月の新潟・湯沢特別(芝2000ｍ)では、いったんは中団の真ん中あたりまで押し上げましたが、直線では徐々に後退し、14着に終わりました。放牧を挟んで出走した4歳2月の小倉・芝1800ｍ若手騎手限定戦(1勝クラス)では、3コーナー付近で徐々に後退し、最後の直線でも見せ場がなく、16着でした。レース後、右前脚球節部にわずかな張りがあり、美浦TC内の診療所でレントゲン検査を受けましたが、幸い骨には異常はありませんでした。その後、ノーザンファーム天栄で調整を続けていたところ、3月9日から右前脚の歩様に異常が見られ、再度レントゲン検査を行った結果、右前脚の第一指骨々折が判明しました。骨折により休養を余儀なくされることになり、ここを限界と判断し、中央競馬を抹消し、オークションに出品することにしました。骨折が判明したばかりのため、繁殖牝馬オークションに出品します。ノーザンファーム獣医師によると、骨折の程度から輸送には問題ないとのことです。新しい環境での活躍を期待しています。
血統面では、母パシフィックギャルは新馬戦に優勝後、芙蓉Sで3着、アルテミスSで2着、フラワーカップで2着の成績を収め、その後オークスに出走しました。本馬の半兄フィリアーノは中央競馬で1勝、半兄コースタルテラスは中央競馬で2勝を挙げています。また、近親にはサトノソルタスが共同通信杯で2着、金鯱賞で2着などの成績を残しており、活躍馬が多いファミリーです。本馬にも大きな期待がかかります。


※血統書等の書類は、後日、郵送となりますのご承知おきください。落札者様には、郵送先を事務局までメール等でご連絡下さるようお願いいたします。

※ノーザンファーム天栄（福島県岩瀬郡天栄村小川字中曽根）に在厩しており、預託料は14,500円/日（税込）です。
3月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) ノーザンレーシング（インボイス登録あり）