ゼンブママノセイ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ミッキーアイルは、2戦目の未勝利勝ちから5連勝でNHKマイルカップを制覇。その後、3歳の秋にスワンステークスを制し、4歳時は未勝利に終わったものの、5歳時に復調。阪急杯で久々の勝利を収めると、高松宮記念、スプリンターズステークスで2着に入ります。そしてマイルチャンピオンシップで2度目のG1制覇を飾り、2017年から種牡馬入りしました。初年度から産駒は大活躍し、重賞6勝のメイケイエールを筆頭に、ララクリスティーヌ、デュアリスト、ウィリアムバローズが重賞勝ちを収めています。2世代目からは重賞4勝を誇るナムラクレアや、ピンハイらが活躍し、産駒は父譲りの圧倒的なスピード能力を、芝、ダート問わず発揮しています。
一方で同馬の母、クリスタルアイの現役時代は、笠松で1勝のみで終わりましたが、重賞3勝馬であるショウリュウムーンの半妹という良血であることからも、今後の活躍が期待できる繁殖牝馬の1頭だと思います。
このような血統背景を持つのが、今回出品させて頂く、ゼンブママノセイ号になります。
同馬の育成、調教はスムーズに進み、軽いフットワークを見せていたことから、2024年8月の新潟・芝1600ｍ戦でデビュー致しました。五分のスタートから道中は中団よりやや後方を進み、直線でもマズマズの伸び脚を見せて着順以上に内容のあるレース振りでした。成長を促すために間隔を空け、2戦目は2025年1月の中山・芝1600ｍ戦となりました。初戦とは打って変わり、このレースではスタートから抜群の行き脚をみせて単騎逃げの形に持ち込み、先頭で最後の直線に入りました。最後は中山の急坂に屈してしまいましたが、スピードのあるところを見せてくれました。スピードを活かすために距離を短縮し、さらにダート戦に矛先を向けた3戦目の中京・ダ1200ｍ戦では、中団よりもやや前目で競馬を進めていきましたが、直線半ばで伸び脚が止まってしまい、後方でゴールイン。これまでの成績、走りの内容を考慮して同馬の今後のことについて検討した結果、今回のオークションに出品させて頂く運びとなりました。
小柄な馬であることから、成長を促しつつ大事に使ってきました。脚元も現状は特に問題がなく、今シーズンはまだ2戦しかしていないことからも、即戦力の状態でお譲り出来るのではないかと思います。スピード能力は同馬の最大の長所であると言えますし、これまでのレース振りからも平坦コースの方が向いているのではないかと思います。同馬の特性、血統面を考えると、地方競馬に適性はありそうですし、まだ明け3歳の若い馬ということで、この先新しい環境で条件が合えば、その才能が開花しても不思議はないと思います。新たなオーナー様の下での活躍を心からお祈り申し上げます。その他気になる疾病や悪癖は特にございませんが、記載事項に関するキャンセルには応じられず、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※NSR（茨城県牛久市奥原町・リトルブルーファーム内）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
3月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：由井 健太郎（インボイス登録あり）