ラプレシオーサ　La Preciosa　　牝　５歳　　※地方競馬　在籍

きょうだいに目立った活躍馬こそいないものの、近親には米G1・スピンスターSの勝ち馬Hail a Cabや、ペルーG1・OSAF大賞を制したなど、世界各地の重賞ウィナーをコンスタントに輩出している牝系の出身です。
本馬は2015年6月に門別競馬場でデビュー。フレッシュチャレンジ、ウィナーズチャレンジと連勝し、函館2歳S、コスモス賞とJRAにも挑戦しました。水沢・プリンセスCでは勝ち馬とハナ差の2着と好走、翌年のNAR3歳最優秀牝馬を受賞したミスミランダーに先着しています。その後、大井競馬へ移籍するため2015年12月に美浦近郊の育成牧場へ移動した際、左前の繋靭帯を痛めているという診断を受けました。当時はそれほど悪化しなかったことから翌年2月に入厩したものの、今度は右前脚に違和感があり、モヤモヤしていたため再度放牧に出され、ゆっくり進めてもらったことから休養が長引いたものです。2016年8月に大井競馬で復帰し、4戦を消化した後に右前膝裏部の腱炎と診断され、再び長期休養を余儀なくされました。ただ、復帰後はコンスタントに出走を重ねているだけに、もう心配は要らないでしょう。
1月23日のレースに出走を予定していましたが、降雪の影響で開催が中止となり、このタイミングでオークションに出品することとなりました。2歳時に重賞でも好走したように能力は持っているのは確かですが、最近はどうも前向きさに欠ける印象。その辺が改善して最後まで集中して走るようになれば変わってくるでしょう。環境の変化がいいきっかけになることを期待したいと思います。

【本馬についての現状説明】
最近はどうも走る気をなくしているように思います。ブリンカーを着けるなど色々工夫はしたのですが…。ここ最近は問題ありませんが、ゲートで駐立している時にうるさくなるので、尾持ちとホライゾネットの着用で対応していました。トビが大きく、どうしてもテンに置かれてしまうのがネック。それでも気が乗った時は向正面から一気にマクって結果を残していました。重賞で僅差2着の実績がある馬ですし、気持ちが走る方に向けばまだまだやれるでしょう。（大井競馬小林・小野寺晋廣調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※大井競馬小林分厩舎・小野寺晋廣厩舎（千葉県印西市小林）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
2月3日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：山本　憲明