ハクアイドリーム　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

父タリスマニックは英国で生産、仏国で調教され、5歳まで息の長い活躍を見せました。2歳時に3戦目で勝ち上がり、3歳時は仏ダービー4着などG1で善戦しながらリステッドを2勝。4歳になって本格化してリステッド、重賞で好走を続け、7月の仏G2モーリスドニュイユ賞で初タイトルを手にします。秋は米国にわたってG1BCターフに参戦。G1馬9頭がそろった中でコースレコードで駆け抜け、待望のG1初制覇を飾りました。翌年の2018年までに重賞3勝を挙げて引退、翌年から日本で種牡馬入りし、初年度産駒は2022年にデビュー。ファルコンS3着のサウザンサニーはOPまで出世し、地方でもエレノーラ（水沢・留守杯日高賞）、エイシンナデシコ（盛岡・プリンセスC）、モーモーレッド（佐賀・飛燕賞、九州ジュニアCHともに2着）、ナンセイホワイト（大井・東京ダービー、ブリリアントCともに3着）、ポッドマーフィー（浦和・ルーキーズサマーC3着）といった重賞活躍馬が輩出しています。全体の産駒成績ではダートの成績が芝を上回っており、地方競馬のニーズにも合った種牡馬と言えそうです。

母系に関しては、母ウルバーノ、現3歳の半妹ともに未勝利ですが、伯父にLeshlaa（UAE・G2アルラシディヤ、G3ドバイミレニアムSともに2着）がいる他、近親にSilent Honor（英G2チェリーヒントンS）、Silkwood（英G2リブルズデイルS）、Old Persian（米G1ノーザンダンサーターフS、UAE・G1ドバイシーマクラシック、G2ドバイシティオヴゴールド、英G2グレイトヴォルティジュールS、キングエドワード七世S、独G1ベルリン大賞3着）がいます。

母の初子で、2022年の北海道オータムセール出身（660万円）の本馬は、佐賀・東眞市厩舎から2023年6月18日の佐賀ダート900mでデビュー。4頭立てでスタートを決めたものの、他2頭が速く序盤から離された3番手追走となりましたが、追っ付けながら直線もしぶとく脚を使い、のちに佐賀重賞3勝を挙げる勝ち馬トゥールリーから2秒2差の3着に入ります。2週後の佐賀1400mで8頭立ての4～5番手からメンバー2位の上がりを使って0秒4差の2着に入ると、さらに2週後のアルタイル特別（JRA認定、佐賀1400m）では11頭立ての後方4番手からメンバー最速タイの上がりを駆使して0秒5差の2着。初勝利への期待をふくらませましたが、以降は15戦して3着3回、4着3回、5着3回と掲示板が精いっぱいで、2024年9月28日の佐賀1400mで10頭立ての4着（2秒0差）に敗れたのを機に、船橋競馬へ移籍となります。

今の船橋・石井勝男厩舎での初戦は2024年10月31日のYJSトライアルラウンド第2戦（C2選抜馬、船橋ダート1800m）。スタート直後に他馬と接触して落馬し、競走中止の憂き目に遭います。し切り直しの一戦は2週後の川崎ダート1500m（C2）で、立ち遅れて14頭立ての最後方追走となると、向こう正面から置かれ気味となり、直線も追い上げ切れず、4秒1差の12着。以降は好位～中団とある程度流れに乗った競馬を見せるものの5戦して4着1回が最高で、前走は先週3月12日の船橋1500mに臨みましたが、12頭立ての5番手から伸びを欠き、2秒8差の9着に終わっています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

以下の公表事項をご確認ください。
・2023年11月4日の出走後は5カ月あいていますが、リフレッシュ休養です。
・2024年10月31日の転厩初戦は落馬による競走中止です。
・右膝と左前球節に外傷痕がありますが、問題は見られません。

【本馬についての現状説明】
時計が詰まってこない現状で、現級ではつらい競馬が続いています。入替整理もあり、このタイミングでオークション出品となります。他場で相手関係が違えば、やれるかもしれません。（船橋競馬・石井勝男調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※船橋競馬場・石井勝男厩舎（千葉県船橋市若松）に在厩しています。早めの引取りをお願いいたします。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
3月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) H．Iコーポレーション（インボイス登録あり）