キクイチモンジ　　セン５歳　　※地方競馬　在籍

父ベルシャザールは芝1800mで新馬勝ちし、2歳暮れには当時オープン特別だったホープフルSでナカヤマナイトを破り優勝。3歳時にはスプリングSで2着、日本ダービーで3着と、オルフェーヴルが3冠を制したクラシック戦線で上位の活躍を見せました。4歳時に骨折があり、復帰後はダートへ転戦。復帰2戦目の白川郷Sを勝ってオープンに復帰すると、ブラジルC、武蔵野Sと連勝して挑んだジャパンCダートでG1初制覇を果たし、最優秀ダートホースに輝きました。続くフェブラリーSで3着のあと、ドバイワールドCに挑戦して11着となり現役を引退し、種牡馬入り。初年度から163頭に種付けするなど人気を集め、シャイニーロックがリゲルSを勝つなど芝で活躍。その一方、地方ではグランコージーが岩手で若駒賞、寒桜賞、ダイヤモンドCと重賞3勝、ネーロルチェンテは門別のブロッサムCに優勝、エキサイターは兵庫若駒賞を、ピアノマンは盛岡のやまびこ賞を勝つなど、活躍馬が続出しています。

母系を見ますと、母チェスは東京ダート1400mで勝ち上がり。きょうだいは半弟のジェンマがJRAで勝ち上がり、半兄のオレノブルースが名古屋で5勝を挙げています。母のきょうだいはJRAの障害で1頭、地方競馬で3頭が白星をマーク。祖母スズオリヅルのきょうだいも地方競馬で3頭が勝ち上がりました。3代母スズマイヒメのきょうだいは3頭がJRAで勝ち上がり、米国で3勝を挙げた4代母ポップアート2のきょうだいには米G3デラウェアH勝ちのアマリジョや米G3プレジデンツCを勝ちG1スーパーダービー3着のガヴァメントコーナーなどの活躍馬がいます。米国の重賞、リステッドレース好走馬を多く送り出してきたファミリーです。

本馬はデビュー前の2歳6月に去勢手術を実施。2023年9月12日に川崎1400mの3歳7組戦でデビューしました。遅いデビューながら1番人気に支持され、好位追走から積極的な競馬を見せましたが、ラストはやや甘くなって4着でゴールしています。
続く同距離の3歳4組戦も4着でしたが、3戦目の3歳5組戦では2着と前進。ただ、年末にC3格付けとなってからは6着が2回と結果が出せず、4歳1月のレースを最後に名古屋へ移籍しました。
同年4月には転入初戦を迎え、920mのC23組戦で2着に敗れましたが、続く1500mのC21戦では2馬身差をつけて逃げ切り、待望の初勝利をマークしました。続く1700mの特別戦では8着に終わりましたが、その後は1400mで2着、1500mで3着と上位に食い込んでします。
ただ、その後はもうひとつ成績が上がっておらず、夏負けの休養から復帰後は後方から脚を使えないような競馬が続いてしまっています。前走後は裂蹄の症状が悪化してしまい、休養が必要なタイミングになったため、今回のオークション出品を決めました。
ここ数戦は本来の走りができておらず、もどかしい限りですが、体調さえ取り戻せば本来の先行力を発揮してくれると思いますし、もともとデビューが遅かった馬でもあり、セン馬らしく息長く走ってくれると思います。現状をご理解の上、ご検討いただけますと幸いです。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前走の前から左前に裂蹄の症状が出ていましたが、レースを使って悪化してしまいました。また、昨年8月の出走後は夏負けで休養し、復帰後は体調の戻りが良くなく、本来の走りができていない現状です。なお、左後膝の後ろに血腫ができています。（名古屋競馬・成田明調教師）


※2022年6月15日に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※松風馬事センター（茨城県稲敷郡美浦村受領）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
3月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：諸岡 慶（インボイス登録あり）