フィッシュポンド　　牡５歳　　※地方競馬　在籍

父のロードカナロアはキングカメハメハ直仔で、スプリンターズSと香港スプリントを連覇したほか高松宮記念と安田記念にも優勝。2013年の年度代表馬に選出されています。翌2014年からスタッドインしており、初年度産駒のアーモンドアイが史上5頭目となる牝馬三冠を達成のほかドバイターフやジャパンCなども制してGⅠ9勝をマーク。さらにサートゥルナーリア、ダノンスマッシュ、パンサラッサ、ベラジオオペラといったGⅠウイナーが誕生しています。またレッドルゼルがJBCスプリント、コスタノヴァはフェブラリーSに勝利しており、産駒の活躍は芝・ダート、距離の長短を問いません。

いっぽうの母系ですが、母のラヴァズアゲインは1勝。半弟のクロマクは高知で2勝しています。2代母で2勝のロスマリヌスからは、中山記念に勝ちホープフルSで3着に入ったラーグルフや岩手ダービーダイヤモンドCなど岩手で重賞3勝のロールボヌール、兵庫クイーンCをはじめ地方競馬で重賞4勝のベニスビーチが出ています。遡ると3代母アンブロジンの仔に皐月賞馬ノーリーズンと、シンザン記念とダービー卿CTを制したグレイトジャーニーがおり、さらに2014年のダービー馬でドバイシーマクラシックでも3着に入ったワンアンドオンリーは母の従姉妹の仔にあたります。

本馬は2022年7月30日の新潟芝1600m新馬戦でデビューし7着。休養を挟んだ11月5日の阪神芝1600m戦では2番手追走から直線で勝ち馬に差されましたが、0秒3差の2着に惜敗。さらに中2週のダート1800m戦も逃げ馬に1秒1離されたものの、2着に入っています。その後は熱発や右後肢のフレグモーネ、左後肢の挫跖等で順調さを欠き、2023年8月26日の小倉ダート1700m戦12着をもって園田競馬へ移籍します。
移籍初戦の11月28日の園田1400m戦では3番手からレースを進め直線でインから抜け出し2着に4馬身差をつけ初勝利。さらに12月20日の1870m戦では2周目3コーナーで先頭に立ち、そのまま後続を突き放し連勝。JRAへの再転入要件をクリアしました。
昨年はJRA1勝クラスで13着、6着の後に障害戦へ挑戦。6月の福島戦で9着、9月の中山戦で7着、12月の京都戦では9着と結果が出ず、JRAから高知競馬へ移籍します。
今年3月18日の1300m戦から再始動して2着に入ったものの、レース後に右前屈腱炎（損傷率20%）を発症。復帰まで時間を要すことから頭数整理で出品いたしました。
高知での転入初戦を含め地方競馬でのレース内容が良かっただけに屈腱炎の発症は残念ですが、復帰できれば活躍してくれるものと考えています。
なお本馬は右後肢に慢性的なフレグモーレの痕が残っています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
転厩初戦の内容が良かったので、屈腱炎の発症は残念です。（高知競馬・中西達也調教師）


※現在、右前屈腱炎を発症しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・中西達也厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
3月25日（火）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：岡 浩二（インボイス登録あり）