エニーサンダー　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父のダイシンサンダーはアドマイヤムーンの産駒で、JRAで5勝をあげオープン入り。スピードを活かしたタイプが多いアドマイヤムーンの仔としては珍しく、準オープンの下鴨Sを含めて芝2000m戦で3勝をマークしています。オープン、重賞での勝利経験はありませんが鞍馬Sとリステッドの米子Sで3着に入るなど8歳まで現役を続け平地、障害合計で34戦に出走しました。2021年から種牡馬入りしており、産駒数は僅かで初年度となる現3歳世代の血統登録は2頭となっており、本馬ともう1頭の産駒であるミルキーハニーがJRAに出走しています。

いっぽう母系ですが、母のディーエニーは川崎で1勝。2代母のエニーデイは南関東で3勝、伯父のロードアクシスはJRAで4勝、叔母のオザナリは佐賀で2勝をあげています。遡ると4代母のケリーズデイは米Ｇ２ガゼルHの３着馬、同馬の仔にフロリダダービーなど米G1を2勝し本邦で種牡馬として活躍したブライアンズタイム、孫には米G1クイーンエリザベス二世チャレンジＣを制したタイムアンドモーション、また曾孫にはチリG1ボニーアンドクライド勝ち馬のボニーアンドクライドとチリG1ミルギニーズを勝ったオーシャンクエスト、本邦で重賞勝ちしたクリールパッションやヒラボクキングがいます。

本馬は2024年8月10日の中京芝1200m新馬戦でデビューし6着。馬体重は434キロでした。先行集団のやや後ろ寄りからレースを進め、直線でインを突いた際に前がカットされる場面がありましたが再度外から差を詰めて勝ち馬から2秒0差での入線でした。
9月の中京芝1400m戦では5番手追走から直線で外に出すもジリジリとしか伸びず1着馬から1秒2離された6着。11月の京都芝1400m戦では先行グループのインを追走も追われてから伸びがなく1秒1差の8着でした。
今年1月の中京ではダート1400m戦に使われますが、中団からの競馬となり殿16着敗退。勝ち馬との着差は3秒0でした。そして3月23日の阪神芝1600m戦では中団追走となり、4コーナー手前から追われたものの伸びがなく1着馬から2秒2差の15着に敗れています。
ここまで5戦に使われましたが、JRAでレースを続戦していくには厳しい現状です。そこで地方のダートでリスタートするほうがいいとの考えから、今回のオークションへ出品いたしました。
調教での動きは悪くないタイプだけに、環境を変えて地方ダートで変わり身を見せて欲しいところです。

以上、記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※宇治田原優駿ステーブル（京都府綴喜郡宇治田原町郷之口豊前丈）に在厩しており、預託料は15,950円/日（税込）、及び施設管理、馬体回復費550円/日（税込）で合計16.500円/日（税込）です。
4月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：前川 俊行