フェルベンゲート　　牝５歳　　※地方競馬　在籍

父リアルスティールは新馬、共同通信杯を連勝してクラシック戦線へ。3冠ロードでは皐月賞2着、日本ダービー4着、菊花賞2着と、ドゥラメンテ、キタサンブラックの前にあと一歩及びませんでしたが、4歳時にドバイターフを制し、G1ホースの仲間入りを果たしました。その後は5歳時に毎日王冠を勝ったのが唯一の勝利ですが、天皇賞・秋でモーリスの2着となるなど、一線級で活躍。6歳時の安田記念後に脚部不安を発症して引退、種牡馬入りしています。産駒のデビューは2022年。初年度から芝を中心にJRAで多数の勝ち上がりを記録し、オールパルフェがデイリー杯2歳Sを勝って重賞ウイナーも誕生。レーベンスティールはセントライト記念、オールカマーに優勝しました。2世代目からは世界を股にかけるダート王フォーエバーヤングが登場。東京盃、北海道スプリントCを勝ったチカッパなども出ており、今後の活躍が期待される種牡馬です。

母系を見ますと、半兄スティンライクビーがJRA3勝、岩手7勝を挙げるなど、きょうだいはJRAで3頭、地方競馬で4頭が白星を挙げています。母モーディッショは門別の1000mで1勝を挙げ、叔母にはオークス馬サンテミリオン、叔父には目黒記念2着など重賞で活躍したレコンダイトがいるなど、母のきょうだいは優秀です。祖母モテックはフランスのG3フロール賞の勝ち馬で、3代母SudakaもフランスでG3制覇。一族には欧州の重賞やリステッドレース活躍馬が多数おり、重厚さの中にも底力を感じさせるファミリーです。

本馬は2022年9月15日に川崎900mの新馬戦でデビューし、逃げた馬を捕らえられなかったものの2着を確保。3着には7馬身差をつけました。続く1400mの2歳3組特別でも2着となり、3戦目に1500mの2歳2組特別をメンバー最速の上がりタイムをマークして差し切り、初勝利を挙げました。
4戦目には1600mのオープン特別で0秒2差の3着。前崩れの展開となるなか、先行勢の中では一頭だけ馬券圏内に踏ん張り、地力を示して2歳シーズンを終了しています。
3歳初戦、2戦目は上位人気を裏切る格好となりましたが、3戦目に1400mの選定牝馬戦を差し切り、弾みをつけて浦和の桜花賞に駒を進めました。ただ、さすがにここは相手もそろっており、後方から末脚不発。勝ったメイドイットマムから2秒9差の10着に終わりました。
その後、3歳1組特別を2戦しましたが、ともに展開不向きで着外に終わり、6月からはB3に格付け。月1走ペースでコンスタントに使ってきましたが、なかなか本来の末脚が発揮できず、10月の1400m戦で4着となったのが最高。4歳1月にC3に降級しても結果が出なかったこともあり、一旦放牧に出して時間をかけて立て直し、名古屋へ移籍して再出発しました。
1年以上休ませ、5歳となった今年3月に転入初戦を迎えると、1500mのB5戦でハナを切る積極策に出ましたが、早々と後退する格好となり最下位の12着。続く同距離のB6組戦でも最下位に終わり、厳しい走りが続いたことから今回のオークション出品を決めました。
2歳から3歳にかけての走りを見れば、素質を秘めているのは間違いありませんし、本来の走りさえ取り戻せば十分に活躍できる馬だと思います。現役としてはもちろん、血統的な魅力もありますので、繁殖候補としてもご検討いただければ幸いです。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
昨年1月から疲れを取るために放牧で時間をかけて調整しましたが良化が見られませんでした。現状はトモが弱く、調教を進めるとフォームがバラバラになるようなところがあります。休養でさらに立て直したほうがいいかもしれません。（名古屋競馬・今津勝之調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・今津勝之厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。退厩日当日の預託料もご負担いただきますのでご承知おきください。
4月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：斉藤 三寛（インボイス登録あり）