トップリーチ　　牡８歳　　※地方競馬　在籍

父ディープブリランテはディープインパクトの2世代目の産駒で、第79代の日本ダービー馬です。2歳時は新馬、東京スポーツ杯2歳Sを連勝。3歳時は共同通信杯、スプリングSで2着、皐月賞は3着と勝ち切れない競馬が続きましたが、大一番で岩田康誠騎手の渾身の手綱に応え、フェノーメノの追撃をハナ差封じて勝利。世代の頂点に立ちました。夏には欧州に遠征し、Kジョージ六世＆QエリザベスSに挑みましたが8着。帰国後に菊花賞を目指して調整中に故障のため引退、種牡馬入りしています。産駒は2016年にデビュー。ディーパワンサが新馬、中京2歳Sを連勝するなど上々のスタートを切り、翌年にはセダブリタンテスがラジオNIKKEI賞を制して重賞初制覇。その後もモズベッロが日経新春杯を勝ち宝塚記念3着、大阪杯2着、エルトンバローズが重賞2勝を挙げマイルCS2着となるなど産駒は活躍を続けています。JRAでの勝ち上がりは芝が目立ちますが、ダートの一流馬も多く、ラプタスが交流重賞で活躍。オーブスプリング、パレスラブリーといった地方競馬の重賞勝ち馬も送り出しています。

母系を見ますと、母レッドプラネットはJRAのダートで2勝をマークしたのち船橋でも1勝。叔父にJRA4勝のトップボンバー、同2勝のトップスライドがいるなど、母のきょうだいは5頭がJRAで白星を挙げています。祖母レッドプライムは園田で1勝を挙げ、そのきょうだいは5頭がJRAで勝ち上がりとこちらも堅実。溯れば、4代母ダイナマーメイドのきょうだいには京成杯3歳Sや七夕賞を勝ったダイナシュート、新潟記念などを勝ったダイナマインがおり、一族には高松宮記念を制したアドマイヤマックスや、桜花賞馬ラインクラフト、菊花賞馬ソングオブウインドなどが名を連ねる名門です。

本馬は2020年1月26日の中山ダート1800mの3歳新馬戦でデビューし、後方から追い上げて16頭立ての5着。2戦目以降も堅実な末脚で好勝負を続け、6月の東京ダート2100m戦では向こう正面でまくってラストは後続を突き放し、後続に7馬身差をつける圧巻の内容で初勝利を挙げました。
勝ったあとは秋まで休養し、10月に同舞台の1勝クラスで復帰すると、いきなり2着に好走。その後も強烈な末脚を武器にダートの長丁場で好走を続け、4歳10月に同じ東京2100m戦を差し切って2勝目を挙げています。
ただ、2勝クラスに上がってからは末脚不発に終わるケースも多く、5歳秋以降は障害や芝も試しましたが結果が出なかったためJRAの登録は抹消。6歳はじめに兵庫へ移籍しました。
転入初戦は3月。園田1700mのA2下に挑むと、やはり末脚を生かす競馬で3着まで追い上げ、コース適性をアピール。2戦目は崩れましたが、3戦目には1870mのA2でメンバー最速の上がりタイムをマークして差し切り、移籍後初勝利をマークしています。
その後、夏休みを挟んで秋にはB1にクラスが下がり、7歳の年明けには姫路の1800m戦で連続2着。その後も堅実に追い上げる競馬を続けており、B2にクラスが下がった秋には園田1700m戦で3着。ただ、今年に入ってからはC1で追い込みきれない競馬が3戦続いており、やや勢いが薄れてきたこともあって今回のオークション出品を決めました。
着順こそ伴ってはいませんが、ここ2走もメンバー最速の上がりタイムをマークしているように、末脚の迫力自体は失われていません。コースや相手関係が違えば、一変しても不思議はないと思います。園田、姫路の初戦で好走しているように、初めての場所も苦にしない馬ですし、持ち味を生かした豪快な走りにご期待ください。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
扱いやすい馬ですし、他場で条件が替わればやれる馬だと思います。なお、これまで間隔をあけたときは、リフレッシュやクラス替え目的によるものです。（園田競馬・柏原誠路調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬西脇馬事公苑・柏原誠路厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。退厩日当日の預託料もご負担いただきますのでご承知おきください。
4月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：紅露 純