メイショウオキビ　　牡７歳　　※中央競馬　登録抹消

父トウケイヘイローは2歳7月に新馬勝ちし、秋にはくるみ賞で2勝目を挙げて朝日杯FSに駒を進めて4着。早い時期から活躍しましたが、本格化したのは4歳以降。休み明けの武庫川Sを勝ってオープン入りを果たすと、続くダービー卿CTで重賞初制覇を飾りました。夏には鳴尾記念、函館記念、札幌記念と重賞3連勝。天皇賞・秋ではジャスタウェイの10着に敗れたものの、暮れの香港Cでは2着に食い込みました。5歳以降は故障もあって白星を挙げられませんでしたが、軽快な逃げ脚を武器に重賞戦線を盛り上げ、6歳秋まで走って引退、種牡馬入りしています。初年度の種付け頭数は10頭で、血統登録は6頭にすぎませんでしたが、その中からトウケイタンホイザがJRAで新馬勝ちし、トウケイミラが同3勝。2世代目以降も数少ない産駒が奮闘しており、地方競馬ではネクストスター園田で2着となったトウケイカッタローのような重賞好走馬も出ています。

母系を見ますと、半姉ニコールバローズはJRAの芝1200mで4勝を挙げ、ファンタジーS5着のスピード馬。その他のきょうだいもJRAで3頭、地方競馬で5頭が白星をマークと堅実です。母ブーケドレーヌは不出走ですが、叔父のピースキーパーはJRAのダートで5勝を挙げオープンまで出世しています。母のいとこには京王杯3歳S3着、全日本3歳優駿2着と芝、ダート不問で活躍したシルバーサーベルがおり、祖母プリンセスシラオキのきょうだいも5頭がJRAで勝ち上がりました。5代母シラオキに遡る牝系は日本屈指の名門で、一族からはコダマ、スペシャルウィーク、ウオッカなど多数のクラシックホースが誕生しています。

本馬は2020年8月29日に小倉芝2000mの新馬戦でデビューし、スッと前にいく脚は見せたものの、勝負どころで失速してしまい17頭立ての15着。2戦目からはダートに鞍替えして一戦ごとに着順を上げ、4戦目の京都1800m戦を早め先頭から押し切り、初勝利を挙げました。
3歳1月の1勝クラスは9頭立ての8着に敗れ、その後は休養。同年夏に復帰し、叩き2戦目の中京1800m戦では好位追走から3着に食い込みました。4歳を迎えてからはさらに充実し、2月に中京、3月に阪神の1800m戦で3着となるなど安定して上位争いを繰り広げたのち、4月に阪神1800m戦を好位から押し切って2勝目を挙げています。
このタイミングで秋まで休養させましたが、2勝クラスに上がってからも差のない走りを見せ、昇級戦の阪神1800m戦は3着。12月には同舞台の豊中特別で0秒6差の4着となり、5歳初戦となった京都1800mの六波羅特別を快勝。3勝クラスに昇級しました。
さすがに3勝クラスは強敵ぞろいで、6月に阪神1800mの灘Sで早め先頭から0秒9差の6着にはなりましたが、それ以外は大敗。それもあって障害連勝を積み、6歳となった昨年1月に障害デビューを果たしました。
入障当初はなかなか流れに乗れませんでしたが、3、4戦目あたりは前に行く脚を見せており、徐々に慣れがうかがえました、ただ、6月のレース中に左前蹄冠部を痛めてしまい、爪が伸びるのを待つため休養。これが9カ月近い休養となり、今年3月に復帰。2戦目の前走後に右後肢の跛行を発症し、レントゲン検査の結果は右飛節炎の診断でした。骨などに異常はありませんでしたが、腫れが残っていて休養が必要な状態でもあり、このタイミングでオークションに出品させていただきます。
JRAのダートで3勝を挙げた力量馬で、好位から安定したレースができるのが強み。右回りでも左回りでも走れていますし、コースを選ばずに頑張ってくれるでしょう。7歳という年齢ですが、しっかり休養を挟みながら使ってきた馬で、まだ余力を残していると思いますし、現状をご理解の上、ご検討いただけると幸いです。

なお、現在四肢に皮膚病が見受けられます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※右飛節炎を発症しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
4月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本 好雄（インボイス登録あり）