デアパーディタ　　牝４歳　　※中央競馬　登録抹消

父リオンディーズはキャリア1戦で朝日杯FSを制し、最優秀2歳牡馬に選出されました。脚部不安により日本ダービー5着がラストランとなりましたが、種牡馬1年目から191頭に及ぶオファーを集める人気ぶり。2020年にデビューイヤーを迎えた初年度産駒からはテーオーロイヤル（天皇賞・春、阪神大賞典）を筆頭に、リプレーザ（兵庫CS）やピンクカメハメハ（サウジダービー）、アナザーリリック（福島牝馬S、アネモネS）などが活躍を見せると、セカンドクロップにあたるインダストリア（ダービー卿CT）やジャスティンロック（京都2歳S）、サンライズホーク（サマーチャンピオンなど交流重賞3勝）などが躍進。以降もロジリオン（クロッカスS、京王杯2歳S2着、NHKマイルC3着）、ミュージアムマイル（朝日杯FS2着）といった活躍馬が出ています。キングカメハメハの直子であり、母は名牝シーザリオ。兄弟にG1馬エピファネイア、サートゥルナーリアがいる珠玉の血統は必ずや成功へと結び付くはずです。

一方、母系を見ますと、全兄ニューアリオンが芝短距離で2勝、半姉ファンデルが新潟で新馬勝ちを収めるなど、兄姉はすべて白星をマーク。母ママアルパはJRAで3戦0勝でしたが、そのきょうだいは4頭がJRAで2勝以上を挙げています。芝のマイル戦で2連勝した祖母ヴェルザンディは3冠馬ディープインパクトの半妹にあたり、曾祖母は独G1アラルポカル勝ちのウインドインハーヘアというお馴染みの血統。一族にはNHKマイルC勝ち馬ウインクリューガーや帝王賞勝ち馬ゴルトブリッツ、日本ダービー馬レイデオロ、有馬記念馬レガレイラなどG1や重賞での活躍馬がズラリと名を連ね、現在の日本競馬に欠かせない名牝系となっています。

2022年の北海道セレクションセールにて1375万円で落札。翌年6月に美浦・武井亮厩舎よりデビューしました。デビュー戦となった阪神・2歳新馬（芝1200m）、続く2、3戦目となった福島・2歳未勝利（芝1200m）で3戦連続3着に入るなど、早々に能力の片鱗を見せていました。初勝利は昨年4月の福島・3歳未勝利牝（芝1800m）。小林美駒騎手とのコンビで道中は2番手を進むと、直線では4頭による激しい先頭争いとなった中、残り100mで敢然と先頭へ。最後はコーラルムーンの猛追をハナ差で退け、白熱した大接戦を制しました。

1勝クラスに昇級後も、昨年10月14日の新潟・3歳以上1勝クラス若手騎手限定（芝2000m）で0秒3差の4着、11月30日の中京・3歳以上1勝クラス（芝2000m）で5着と、能力的には勝ち上がっても決して不思議ではないレベルにありました。ただ、今年3月以降のここ3走は、いずれも二桁着順に敗れるなど、精彩を欠いており、正直なところ、1勝クラスでは頭打ち感が否めません。さらに所有馬の入替整理の都合もあって、今回のオークションに出品する運びとなりました。

新たなオーナー、新たな環境の下でリスタートさせてあげることで、良い方向に進み、勝ち星を積み重ねてくれることを願っております。また、先述の通り三冠馬ディープインパクトの母ウインドインハーヘアを曾祖母に持つ良血馬でもあります。競走馬としてはもちろん、将来は繁殖牝馬としても大きな可能性を秘めた逸材であることは間違いありません。その点も加味していただいて、ご検討いただければ幸いでございます。

なお、前走後、両前球節に張りが出たようですが、検査の結果は異常なしでした。元々、硬めの歩様でありますので注意してください。

この他、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ブルーステーブル・ヤマノ分場（茨城県牛久市井ノ岡町）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
4月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：フィールドレーシング（インボイス登録あり）