タガノビギニング　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父レーヴミストラルは3歳1月の未勝利戦で勝ち上がると、一気にアザレア賞、青葉賞と3連勝で重賞初制覇。4歳時に日経新春杯で重賞2勝目を飾りました。その後は脚元の疲れや繋靭帯炎により2度の長期休養を挟むなかで結果が伴わず、6歳9月に引退。当オークションを経て種牡馬入りしました。産駒のデビューは2022年で、JRAではビップナージャの2着6回が最高ですが、地方ではソーラレイが名古屋8勝（重賞ネクストスター名古屋4着）、サザンフルーヴが門別2勝・金沢3勝（金沢重賞ノトキリシマ賞4着）・川崎2勝、ハナレタクナイが門別4勝、レッドカメリアが金沢4勝、アストロアイガーが川崎で3連勝、ジュレーヴが名古屋で4勝、トーケンタカハールが名古屋2勝・川崎2勝、エスメラルドエクラが門別1勝・川崎2勝、スイートレーヴが名古屋2勝・浦和1勝を挙げるなど続々と勝ち上がっており、レーヴァローゼが金沢重賞ノトキリシマ賞で3着に入っています。

一方、母系を見ますと、母タガノミューチャンはファンタジーS、フローラSともに5着と健闘し、芝・ダートでぞれぞれ2勝を挙げた活躍馬。半兄タガノデュードは朝日杯フューチュリティS5着、半姉タガノフィナーレはダリア賞3着と走っており、おばにタガノアスワド（フローラS4着）、プリンセスジュディ（園田重賞2着2回）と活況。祖母エイシンミューのきょうだいにはOP馬エイシンラージヒルや米G1アルシバイアディズS2着馬Be Smartがいる良血です。また、一族にはBuddha（米G1ウッドメモリアルS）やクィーンリズ（亜G1CEスプリント）といった各国のG1馬も名を連ねています。

昨年9月28日の中京・2歳新馬（ダ1800m）でデビュー。スタートで遅れ、最後方からレースを進めた中、この馬なりに脚を伸ばし、ポジションを上げていましたが、勝ったローランドバローズ（のちに若葉Sで2着）をはじめ、先行勢が止まらない展開だったこともあって、結果12着まで追い上げるのが精一杯でした。

続く中1週で臨んだ10月12日の京都・2歳未勝利（ダ1800m）では、11頭中4番人気となかなかの評価。スタート後、キックバックを嫌がり、後方まで下がってしまいましたが、道中の折り合いや、鞍上の手応えは決して悪くなく、最後の直線での上位進出に期待が掛けられましたが、またしても前が止まらず、早々に上位争いから脱落。それでも最後までジリジリと脚を伸ばし、結果6着。5着コパノハワードとは半馬身差（0秒2差）と、あと少しで掲示板に載れるところでした。

その後も新潟・2歳未勝利（ダ1800m）や、2ヵ月半の休養を挟み、中京・3歳未勝利（ダ1900m）に続戦しましたが、やはり後方のまま1着馬から2秒以上離された二桁着順。ここ2走は芝の長い距離に活路を求め、阪神・3歳未勝利（芝2400m）を2度使い、追走が楽になったことや、ブリンカーの効果も相まって、前目のポジションにつけられるようになったことは大きな収穫ではありましたが、肝心な結果には繋がらず、6、8着でした。

そして、前走後はリフレッシュ放牧に出されており、トラックコース3000mでキャンター、坂路1000mで18～16秒、週1回15-14を消化しています。ただ、まだ馬体に緩さが残るなど、仕上がり途上で、良化に少し時間が掛かりそうであることから、今週の出品を決断した次第です。500㎏を優に超える好馬体の持ち主で、あと少しで掲示板に載れそうだったように、“6着2回”という実績は、獲得賞金0円の組では能力上位であることは明らかでしょう。新天地で調教やレースの経験を積み重ね、心身ともにより強靭になっていけば、十分チャンスがある馬だと思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※宇治田原優駿ステーブル（京都府綴喜郡宇治田原町郷之口豊前丈）に在厩しており、預託料は15,950円/日（税込）、及び施設管理、馬体回復費550円/日（税込）で合計16.500円/日（税込）です。
4月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) 新冠タガノファーム（インボイス登録あり）