カゲンノツキ　　牝４歳　　※中央競馬　登録抹消

父のネオユニヴァースはサンデーサイレンス直仔の皐月賞、ダービー二冠馬。三冠を目指した菊花賞では3着敗退も、ほかに重賞を3勝し2005年よりスタッドインしました。初年度産駒のアンライバルドが皐月賞を制覇すると、ロジユニヴァースはダービーに優勝。その後も皐月賞、有馬記念、ドバイワールドCと国内外でGⅠ3勝をマークのヴィクトワールピサ、香港のクイーンエリザベス二世Cに勝利のネオリアリズムを輩出するなどJRAで18頭の重賞ウイナーが誕生しました。またアムールポエジーが関東オークスに勝つなど交流重賞勝ち馬も4頭出ており、産駒は芝、ダート問わず活躍しています。

いっぽうの母系ですが、母のステラビスティーは未勝利。半兄のモダンクラシックは佐賀、大井、高知で計6勝し、佐賀の重賞・古伊万里賞に勝利、ダイユウブライアンは金沢と大井で計5勝、半姉のネオビスティーは佐賀で1勝。遡ると3代母のシルバーレーンは仏G3グロット賞を制し愛オークスで3着、同馬の仔には安田記念とスプリンターズSを制覇したブラックホークとNHKマイルC馬ピンクカメオ、孫に京都新聞杯など国内外で重賞3勝のステイフーリッシュがおり、曾孫のロジチャリスとグレイルも重賞ウイナーです。また3代母の全弟ホークスターはセクレタリアトSなど米G1を3勝しています。

本馬は2022年の北海道セプテンバーセールで209万円にて取引されています。
3歳となった昨年8月7日の門別1000m戦で既走馬相手にデビュー。外の2番手追走から前との差を詰めようとしますが、直線では逆に差が広がってしまい1秒1差の2着でした。
中1週のダート1000mでは2番手のインからレースを進めますが、直線で外から差されてしまい0秒8差の3着。そして9月3日の1000m戦では好位追走から直線で外から伸びて後続に4馬身差をつけて初勝利をあげました。さらに中1週の同距離戦では2番手から直線で楽に前に出ると、そのまま1着となり2連勝を果たしました。
10月1日の1000m戦では4着でしたが、10月15日の同距離戦で3番手追走から2着馬に2馬身差をつけて通算3勝目。11月の1000m戦11着敗退後にJRAへ移籍しています。
移籍初戦となった今年1月の中山芝1600m戦では中団追走から12着。3月の中京芝1200m戦では後方3頭目からのレースで、1秒3差の15着に敗れています。そして4月20日の福島・医王寺特別では後方追走となり、4コーナーでは最後方まで下がってしまい殿15着。勝ち馬からは3秒6差で、レース後にタイムオーバーによる出走制限を課せられました。
途中で止めるような感じがあり、レースに行って走り切れていない現状です。地方の環境に変えることで気持ちが前向きになればと考え、今回のオークションへ出品いたしました。
門別で3勝をマークした内容からも、地方のダートで見直したいところです。
なお本馬は左前の球節が張るときがあります。

なお、右前肢蹄に軽度の蟻洞があったため括削しています。

以上、記事内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。皆様には、現状をご理解いただき、不安のある方は必ず事前に獣医検査を受けるなど、ご納得をいただいた上でのご検討、ご入札をよろしくお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2025年5月20日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2025年4月20日（日）　1回福島4日　9R　医王寺特別　4歳以上1勝クラス　　芝1200m（良）
　　　結果15着　　タイム1:11.9（1着馬からのタイム差3.6秒、5着馬からのタイム差2.9秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
4月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：二口 雅一