モズマサニャン　　牡４歳　　※中央競馬　登録抹消

父Lonhroは豪州を代表する名馬です。2001年2月、デビュー3戦目のG3MRCBダイアモンドプレリュードCで重賞初制覇を飾り、8月の同6戦目からは1年間でG1コーフィールドギニーなど重賞7勝を含め破竹の8連勝。以降も息長く第一線で活躍し、ATCクイーンエリザベスS、VRCLKSマッキノンS、ATCジョージライダーS連覇、ヤルンバS連覇などG1通算11勝を含む重賞24勝を積み重ねました。2003／2004年シーズンには、同じく豪州で名を馳せたOctagonal（G1通算10勝）と父子で豪州年度代表馬に輝き、同シーズンをもって引退。種牡馬としても豪G1通算5勝のPierro（ATCカンタベリーS、ATCジョージライダーS、ATCゴールデンスリッパーS、ATCサイアーズプロデュースS、ATCシャンペインS）、Bounding（ニュージーランドG1レイルウェイH）、Lindermann（豪G1ATCローズヒルギニーズ）といった多くの重賞ウイナーを送り出し、2024年4月、25歳で惜しまれつつ死亡しました。日本に輸入された馬は8頭と少ないながらも走り、JRAではミラアイトーン（鞍馬S、巴賞2着）、エイシンビジョン（横手特別、富嶽賞、高知重賞2着2回）など3頭が勝ち上がり。地方でも3頭が勝利を挙げています。

母系に関しては、叔父にAnyportinastorm（米G3ロングエイカーズマイルH2着）がいる他、近親にNoisette（米G3モデスティH、オールアロングS2着）がいます。母アガラデイは米国で6勝、リステッドで2着の実績。デビューしたきょうだいは現7歳の半姉1頭で、米国で6戦未勝利です。

2021年のセレクトセール出身（4620万円）の本馬は、2023年11月5日の東京芝1400mでデビュー。18頭立ての4～5番手を追走すると、直線もしぶとく脚を使い、勝ち馬から1秒2差の3着に入ります。3カ月あけて2月の同舞台でも0秒6差の3着に入ると、2カ月あけての同舞台でも0秒8差の3着に再び好走。さらに中3週の新潟芝1200mでは16頭立ての6～7番手から0秒3差の3着に入り、いよいよ勝利も近しと思わせましたが、以降は大きな進境は見られず、ダートにも試みながら4戦して3着（札幌ダート1000mで0秒5差）が最高。8月18日の札幌ダート1000mで12頭立ての6着（0秒7差）に敗れたのを機に、兵庫競馬へ移籍となります。

兵庫・新子雅司厩舎での初戦は2024年9月26日の3歳以上特別（C2、園田ダート1230m）。11頭立ての3～4番手からメンバー最速の上がりを使い、いきなり0秒2差の2着に好走します。3週後の3歳以上特別ローズマリー賞（C2、同）でも0秒3差の2着と連対を確保すると、4週後の同条件では12頭立ての中団からメンバー最速の上がりを駆使してアタマ差で差し切り、待望の初勝利を収めます。その後もC1クラスで好勝負を続け、3戦2勝、3着1回。今年1月16日の園田1230mで12頭立ての後方3番手から力強く伸びて2馬身半差突き抜けて3勝目を挙げたのを機に、中央再転入を果たします。

再び美浦・加藤征弘厩舎に戻っての初戦は3月30日の中山ダート1200m。まずまずのスタートを切ったものの3コーナーまでに16頭立ての最後方追走となり、直線でメンバー2位タイの上がりを使ったものの、1秒0差の13着に終わっています。

前走で右前橈骨遠位端の骨折を発症してしまいました。見舞金11号（競走中3カ月）を適用しています。中央に再登録して迎えた前走でしたが、残念ながら骨折により休養を余儀なくされ、頭数整理もあり、このタイミングでオークション出品となります。骨折は保存療法で問題ないという所見です。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2025年3月30日のレース後に右前橈骨遠位端の骨折を発症。事故見舞金11号（競走中の事故により事故発生の日から3ヵ月以上中央競馬の競走に出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※リバティホースナヴィゲイト（茨城県稲敷郡阿見町福田・阿見TC内）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
4月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) キャピタル・システム（インボイス登録あり）