ブルーパール　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父ハーツクライは3歳春の京都新聞杯で重賞初制覇を飾り、日本ダービーではキングカメハメハの2着に好走。その後も一線級で活躍を続け、4歳時の有馬記念では、無敗だった1歳年下の3冠馬ディープインパクトに初黒星をつけてG1初制覇。翌年にはドバイシーマクラシックにも優勝し、Kジョージ六世＆QエリザベスSでは世界の強豪相手に3着に奮闘。5歳いっぱいで引退、種牡馬入りしました。父としてもディープインパクトのライバル的存在で、ジャスタウェイ(天皇賞・秋ほか)、ワンアンドオンリー(日本ダービー)、ヌーヴォレコルト(オークス)、シュヴァルグラン(ジャパンC)、スワーヴリチャード(ジャパンCなど)、リスグラシュー(有馬記念など)、タイムフライヤー(ホープフルS)、サリオス（朝日杯FS）、ドウデュース(ダービー、有馬記念など)といったG1勝ち馬を輩出。米国のターフクラシックSを勝ったヨシダ、英セントレジャーの覇者コンティニュアスなど海外での活躍も顕著です。また、ダートでの活躍馬も増えており、タイムフライヤーがエルムSを勝って芝、ダート双方での重賞勝ちを達成。ノットゥルノはジャパンダートダービーを制し、他にもロードゴラッソ、スワーヴアラミスなどが重賞戦線で活躍しました。

母系を見ますと、母パールサイドは仏G3クロエ賞2着、ヴァントー賞3着と重賞で活躍し、スペインでも3勝。きょうだいは半兄グロースザゴールドが金沢、園田で、ベアコンコルドは佐賀で白星を挙げています。母のきょうだいやイタリアで3勝を挙げた祖母Prickly Pearのきょうだいに欧州のリステッドレース好走馬がおり、近親には愛G3マンスターオークス2着のSnapraecepsや愛G2ベレスフォードS3着のSnapraetereaといった2010、20年代の活躍馬がいます。一族にはBCターフや英チャンピオンSを制したカラニシなどの大物も名を連ねるスケールの大きいファミリーです。

本馬は2022年のセレクトセールにおいて7480万円で落札した期待馬で、23年12月24日に阪神芝1600mの新馬戦でデビュー。好位からレースを進め、デビュー連勝を決めたスマートスピアから0秒6差の4着でゴールしました。年明けの小倉芝1800m戦では長く脚を使い、現3勝クラスのレディマリオンから1秒差の5着と、まずまずの走りを見せましたが、3戦目以降は成績が上がらず、5戦0勝でJRAの登録は抹消。船橋へ移籍しました。
転入初戦となった1200mの3歳五組戦では、馬体重27kg増と太め残りながら、後方から脚を使って追い上げて11頭立ての5着。続く同条件の一戦では好位で流れに乗る脚を見せ、0秒5差の4着と着順、着差を詰めてきました。
3戦目からは古馬相手のC2に格付けされましたが、1200m戦で2戦続けて4着。距離を延ばした1500m戦でも0秒8差の5着となるなど、差のない競馬を続け、3歳戦を終了。年明け後も5、4、5着と掲示板を確保し、前走の1500m戦は6着に敗れましたが、不良馬場の最内枠が響いたもので、それを考えれば大きく離されてはいません。
初勝利を挙げられないままのオークション出品となりますが、レースではしっかりとしまいの脚を使えていますし、相手関係次第では十分にチャンスがあるでしょう。牝馬ですが馬格があり、まだ馬も若く、血統背景的にも十分な伸びしろを残しているはず。これからの本領発揮にご期待いただければと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
展開さえかみあえばもっとやれると思いますが、船橋の重い馬場も合っていない印象を受けました。他場で相手関係が違えば変わってくると思います。（船橋競馬・山下貴之調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
4月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：谷掛 龍夫（インボイス登録あり）