エコロシャイン　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父パイロは米国で走り、BCジュヴェナイルで2着になるなど2歳時から活躍。3歳時は3番人気で出走したケンタッキーダービーで8着に終わるなどG1に手が届きませんでしたが、4歳秋にフォアゴーSを制して待望のG1初制覇を果たしました。A.P. Indy直子の名種牡馬Pulpitの後継種牡馬として期待を集め、日本で種牡馬入り。初年度から北海道スプリントCに優勝したシゲルカガや、浦和の桜花賞馬シャークファングなど送り出し、その後も羽田盃など南関東で重賞4勝のタービランス、東京ダービー馬ハセノパイロといった一流馬を輩出しています。2019年はミューチャリー、デルマルーヴルなどの活躍で地方競馬の種牡馬ランキングでは自己最高の2位となり、その後もケンシンコウや、メイショウハリオ、南関東の2冠牝馬アクアリーブルなどが活躍。また、フェアリーSを勝ったビービーバーレルのように芝、ダートを問わない産駒もいて、非常に確実性の高い種牡馬です。

母系を見ますと、半兄ロンドンボーイは門別1勝のあと浦和で5勝。現3歳の半弟のサンヨウテイオウは名古屋で4勝を挙げて重賞にも駒を進めるなど、今後の活躍が期待されています。母ブラックシンデレラはJRAで3着が最高でしたが、そのきょうだいはJRAで1頭、地方競馬で4頭が白星を挙げており、母のいとこには兵庫チャンピオンシップ、ダイオライト記念を勝ったオースミイチバンがいます。祖母ラブジュリエットのきょうだいには重賞4勝を挙げエリザベス女王杯2着のオースミハルカ、新潟大賞典を2勝したオースミグラスワン、フェアリーS2着のローデッドなど活躍馬がズラリ。一族には宝塚記念を制したスズカコバンなど重賞勝ち馬が多数名を連ねる優秀なファミリーです。

本馬は2024年2月28日に大井1200mの3歳未出走戦でデビュー。抜群のスタートでスッと1馬身ほどのリードを奪うと、道中も余裕のある手応えで飛ばし、直線では並びかけてきた馬を突き放して、後続に2馬身差をつけゴールしました。2着馬が現在はC1で勝ち負けし、3着馬はB3を勝利しており、価値のある白星といえるでしょう。
2戦目の1600m戦は早めに後退する格好となり、最下位の14着。レース中に右前肢球節の剝離骨折を発症しており、4月に滑膜剝離で手術を実施。休養に入っています。
7カ月以上の休養となり、同年11月に1400mのC2戦で復帰しました。長期休養明けに加え、格付け初戦となりましたが1番人気の支持を受け、好位追走から直線で力強い末脚を発揮。ゴール前できっちり抜け出し、2勝目をマークしています。
ただ、今年に入ってからC2の1200m戦に出走を続けていますが、思ったように成績が上がってこない現状です。徐々に着順を上げ、時計も一戦ごとに詰めてはいますが、もう少し時間がかかりそうなことから、今回は頭数整理の意味もあってオークション出品を決めました。
まだキャリアの浅い4歳馬で、牝馬らしから雄大な馬体の持ち主であることからも、本格化を迎えるのはこれからでしょう。そうした中でも2勝を挙げて素質の高さを示してくれていますし、新たなオーナー様の下でポテンシャルを発揮してくれることを願っております。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
大井の現級でなかなか結果が出せていませんが、他場で条件や相手関係が違えば変わり身を見せてくれると思います。なお、昨年12月の出走取消は筋肉疲労による跛行です。（大井競馬・藤田輝信調教師）


※2024年12月4日の競走にて、右後肢跛行のため出走取消となっています。

※2024年3月21日の競走で、右前球節の剥離骨折を発症。4月に滑膜剥離の手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
4月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：原村 正紀（インボイス登録あり）