ポンテニオ　　牝５歳　　※中央競馬　登録抹消

本馬はコスモヴューファーム生産育成馬です。幼少期より広大な放牧地で昼夜放牧を行うことで基礎体力を高め、育成期には急勾配の坂路コースを主体に、肉体的にも精神的にも鍛えてきました。　本馬は2023年6月にデビュー3戦目で未勝利を勝ち上がり、休養のために一度コスモヴューファームへ帰厩しました。休養を切り上げて乗り出しましたが、2023年8月に左前の蹄を痛めてからは度々患部の良化と再発を繰り返すようになり、ここから長く患うこととなってしまいました。恐らく蹄の内部で炎症を起こしていることが原因とみられ、最終的に弱くなっていた蹄叉を取り除いて治療を行っていた結果、徐々に良化していき2024年7月から本格的に調教を行えるようになるまで回復しました。　その後は長く休んでいたことや患部の状態を考えてじっくりと立ち上げていき、2025年1月に入厩しました。蹄に長く痛みがあったせいか、速歩や軽めのキャンターを行うと左前をかばうような歩様になっていましたが、速いところへいけば気になりませんでしたし、強めの調教後も歩様が悪化することはありませんでした。　入厩後も順調に追い切りなど乗り込みを消化していき、2025年3月8日に念願の出走を予定していましたが、出走直前の調教後に再び歩様が悪くなり、出走は見送る事となってしまいました。その際MRIにて検査を行いましたが、蹄骨骨折は見られませんでした。その後は排膿をして一時的に歩様は良化しましたが、3月28日に立て直しのために近郊へ放牧に出したところ、再び歩様が悪化してしまいました。蹄叉部分にクッション性がなくなり、少しの刺激で炎症が起きるようになってしまっているとの事で、回復の目途が立たず、残念ながら今回の出品に至りました。現在も歩様は悪い状態です。　元々育成時代から稽古駆けするタイプでしたが、長期休養明けに関わらず、牧場ではデビュー前と比べても動きは確実に良化していおり、変わらず能力を感じさせられていました。トレーニングセンターでも評価は悪くありませんでしたし、牧場から送り出す際には500kgを超えており、牝馬ながらに雄大な馬体をしていましたが、重苦しさも感じさせず心身共に成長をしている印象でした。5歳ではありますが、ゴールドシップ産駒らしく晩成型に思えますし、蹄の問題さえ解決できればまだ活躍の場はあるように感じます。　記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

なお、トレーニングセンターにて入厩直後の2025/1/16に蹄骨のレントゲン撮影、2025/3/7に蹄骨のMRI撮影を行っていますが、どちらも所見は認められませんでした。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※NSR（茨城県牛久市奥原町・KSトレセン内）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
4月29日（火）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有) コスモヴューファーム（インボイス登録あり）