サンドバンブー　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父エスポワールシチーは中央、地方を合わせてG1を9勝したダート王。3歳3月とデビューは遅れましたが、一戦ごとに着実に力をつけ、同年秋以降の本格化しました。4歳時のかしわ記念でG1初制覇を飾ると、そこから怒涛のG15連勝。その後はスランプ気味になることもありましたが、地力の違いでタイトルを積み重ね、引退する8歳時には南部杯、JBCスプリントを連勝しています。ゴールドアリュールの後継として種牡馬としての期待も高く、初年度産駒からマリーンC2着など交流重賞で活躍するメモリーコウ、バレンタインSを勝ったショームなど活躍馬を輩出。2022年にペイシャエスがユニコーンSを勝ってJRA重賞初制覇を果たしました。地方での重賞勝ち馬も多数送り出しており、南関東でデビューしたヴァケーションはJRA勢を蹴散らして全日本2歳優駿に優勝。JBCスプリントなどを制した兵庫のイグナイターや、無敗の東海ダービー馬セブンカラーズなど多数の一流馬が出ています。

母系を見ますと、母ゴールデンフェザーは笠松で8勝。きょうだいは4頭が地方競馬で白星を挙げています。伯母にはフェアリーS2着のマイネエポナがおり、いとこには武蔵野S、マーチSで2着のクインズサターン、母のいとこには、新潟2歳S、関東オークスを勝ったシンメイフジや、アルゼンチン共和国杯を勝ったムイトオブリガード、同2着のタイセイトレイルなど。祖母レディベローナのきょうだいには中京記念勝ちのロードクロノス、チューリップ賞2着のレディミューズ、セントライト記念、目黒記念で2着のトレジャーなどがおり、3代母はマイルCSなどに優勝したシンコウラブリイという血統です。他にもセントライト記念、京成杯AHを勝ったキングストレイルや、京都牝馬S勝ちのハッピーパス、重賞2勝のコディーノ、フローラSを勝ちオークス2着のチェッキーノ、その娘でオークス馬チェルヴィニアなど多数の重賞好走馬を送り出す優秀なファミリーです。

本馬は2024年4月22日に大井1200mの3歳一般戦でデビュー。1番人気に支持され、好スタートから好位の外につけると、直線では先に抜け出した馬をめがけてスパートし、きっちり差し切って快勝しました。
2戦目は1400mの選抜牝馬戦に出走。ここでも1番人気に支持されましたが、早めに手応えが怪しくなり、12頭立ての10着と思わぬ大敗。その後は1200m戦に専念していますが、なかなか好走が続かず、ムラのある成績となっています。
12月にC2格付けとなってからは控えてしまいを生かす競馬が軸となっており、今年1月にはメンバー最速の上がりタイムをマークして0秒3差の5着まで追い上げました。3月にもメンバー最速の上がりタイムをマークしていますが、どうしても展開待ちになっていまい、ここ数戦は掲示板に上がれない現状です。
遅めのデビューながら初戦勝ちを果たした馬で、素質は確かですが、その後の成長が遅いのか、なかなか思うような結果が出ておらず、今回は頭数入れ替えのタイミングもあってオークション出品を決めました。牝馬ですが510kg級の大型馬で、それもあって完成に時間がかかっているのかもしれません。本格化を果たせば、さらにパワフルな末脚を繰り出してくれると思いますし、今後の伸びしろの大きさにご期待ください。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
コンスタントに使ってきましたが、なかなか時計も詰まらず、結果につながってこない現状です。他場で相手関係を変えることで、前進してほしいと思います。なお、昨年7月から間隔があいたのは成長を促すための休養です。（大井競馬・立花伸調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
5月10日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) リーヴァ（インボイス登録あり）