テンダリー　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ルーラーシップはオークス、天皇賞・秋を勝ったエアグルーヴの子としてデビュー前から大きな期待を集め、3歳春にプリンシパルSを勝って日本ダービーへ。ここはエイシンフラッシュの5着に敗れましたが、秋以降はさらに力をつけ、鳴尾記念での重賞初制覇を皮切りにタイトルを積み重ねていきます。5歳時に臨んだ香港のクイーンエリザベス二世Cで待望のG1初制覇。その後はスタート難に悩まされながらもG1で好勝負を続け、同年の有馬記念3着を最後に引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2016年。初年度産駒のキセキが菊花賞を勝ち、産駒の重賞初制覇をG1で飾ると、その後もダンビュライト（AJCC、京都記念）、リオンリオン（青葉賞、セントライト記念）、ドルチェモア（朝日杯FS、サウジアラビアロイヤルC）、ソウルラッシュ（マイルCS、マイラーズC2回、京成杯AH）、マスクトディーヴァ（ローズS、阪神牝馬S、秋華賞2着）、ヘデントール（天皇賞・春、ダイヤモンドS、菊花賞2着）、リリーノーブル（オークス、阪神JFともに2着）など活躍馬が多数輩出。メールドグラースは重賞3連勝で豪州に遠征し、コーフィールドCでG1初制覇を果たしました。産駒の活躍は芝が中心ですが、ダートでの勝率も高く、中央のオープン勝ち馬や地方競馬の重賞勝ち馬も送り出しています。

母系に関しては、祖母バランセラが米G1EPテイラーS、Qエリザベス二世チャレンジC、ガーデンシティBCSいずれも2着の実績馬。叔母にビッシュ（紫苑S、オークス3着）、いとこにライトウォーリア（川崎記念、川崎重賞・報知オールスターC、大井重賞・勝島王冠、浦和重賞・埼玉新聞栄冠賞）がいます。母シーオブラブは門別1勝。兄姉は重賞2勝の全兄ワンダフルタウン（青葉賞、京都2歳S）を筆頭に、半姉レインボーロードが佐賀1勝、ジェントルレインが佐賀2勝と、4頭中3頭が勝ち上がっています。

本馬は、栗東・高橋義忠厩舎から2024年11月9日の京都ダート1800mでデビュー。出たなりで15頭立ての中団のインを追走しましたが、3コーナー手前から追走に苦しくなり、直線も伸び切れず、勝ち馬から6秒9差の12着に敗れてしまいます。12月、今年1月とダートで続戦したものの8、13着に敗れ、今の栗東・佐藤悠太厩舎へ転厩、3カ月あけての近2走は芝に転戦しましたが、ともに2桁着順という結果に。中2週の前走は先週5月11日の京都芝1600mに臨みましたが、16頭立ての中団から伸びを欠き、1秒7差の12着に終わっています。

気性的に幼い面が残っており、集中力が続かない印象です。ブリンカーを着用するなど工夫し、競馬の内容は変わってきましたが、切れ負けした印象もあります。ダートも走れない馬ではないと思うので、新天地での活躍に期待しています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
5月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：三田 昌宏（インボイス登録あり）