キーソナタ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ゴールドドリームはゴールドアリュールの産駒で、2017年にフェブラリーSとチャンピオンズCに優勝しJRA賞最優秀ダートホースに選出。ほかに帝王賞を制し、かしわ記念を連覇したほかダートGⅠで6度の2着があります。2021年からスタッドインしており、現3歳の初年度産駒ではグランジョルノが新馬勝ち後の交流重賞JBC2歳優駿で2着、ジャナドリアがデビュー3連勝で雲取賞を勝ち、羽田盃で3着に入っています。また地方競馬では佐賀のミトノドリームが九州ジュニアチャンピオンとネクストスター佐賀に勝ち、トサノマイヒメも佐賀と高知で2つの重賞を制覇。北海道のミラクルヴォイスはネクストスター門別に勝利しています。

一方、母系を見ますと、母マイネプルメリアは中央の新馬戦で2着も勝ち上がれず、兵庫へ移籍して5勝。半姉キーブロッコリーとキーコンパスが名古屋でそれぞれ1勝、キーシンガーが高知で1勝を挙げています。祖母のマイネアイルはオープンのニューイヤーSに勝ち、京都牝馬Sとダービー卿CＴで2着。おじのマイネルインゼルとマイネルボーデンが中央で勝ち星を挙げ、マイネルタイクーンは兵庫と佐賀で計13勝、マイネルラメールは金沢と名古屋で計10勝をマークしています。曾祖母のOcean Bayは米国で12勝を挙げており、4代母であるLichiはチリ1000ギニーの優勝馬です。

昨年9月28日の中山・2歳新馬（ダ1200m）にてデビュー。好スタートから道中は5番手を追走すると、前半の600mが34秒5という速い流れの中、4コーナーでは馬なりのまま先頭争いに加わり直線へ。一時は3番手まで上がり、必死に前を追いましたが、急坂付近で一杯になり、結局1着馬から1秒3差の7着となりました。ただ、いいスピードを見せていましたし、勝負どころで見せ場を作るなど、デビュー戦の内容としては決して悪くありませんでした。

続く2戦目は中4週で11月3日の福島・2歳未勝利（ダ1150m）に出走。水分を含んだ不良馬場の中、再び好スタートと好ダッシュを見せ、馬なりで2番手につけることに成功すると、そのまま3～4コーナーを回り、最後の直線へ。逃げ粘る1番人気のブルドッグキングを必死に追いましたが、残り200m付近で脚があがってしまい、結果4着となりました。

その後は2ヵ月半以上の間隔を空け、今年1月25日の小倉・3歳未勝利（ダ1000m）へ。この日もスタート後に3番手につけるなど、相変わらずのスピード能力と先行力をアピール。距離短縮を味方に、前走以上の結果を期待し、最後の直線を迎えましたが、やはり直線半ばで一杯になってしまい、結果6着でした。

レース後は小倉に滞在し、中1週で2月9日の小倉・3歳未勝利（ダ1000m）に出走。例によって先行力を活かし3番手を進みましたが、この日は3～4コーナーで外から早めに仕掛けてくる馬がおり、被せられるような形で前に出られると、これに委縮してしまったのか、いつもより早く脚色が怪しくなり、直線に入っても巻き返す様子がないまま、結果14着となりました。

そして、3ヵ月の休養を挟んだ前走は先週5月11日の新潟・3歳未勝利（芝1000m）へ。初めての芝、それも直線コースで、なんとか今後につながるレースをして欲しいと願っていましたが、枠順がこのコースでは圧倒的に不利な内枠（1枠2番）に入ったしまった影響なのか、この日はいつものような先行力が見られず、中団のまま結果9着となりました。

このような現状を鑑みると、JRAではひと息足らず、今後も厳しい戦いがしいられるでしょう。ただ、地方競馬であれば、持ち前のスピードと先行力がより一層際立ち、即勝ち上がっても不思議ではないと思います。福島や小倉といった小回りコースにもしっかり対応していましたし、いかにも地方競馬のダート向きのタイプではないでしょうか。牝馬特有のテンションが上がりやすい面もあり、直前輸送のない滞在型の競馬場は、特に歓迎だと思います。新天地での活躍を祈っております。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
5月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：北前 孔一郎（インボイス登録あり）