カズマ　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父ヤマカツエースはキングカメハメハ産駒として3歳春にニュージーランドTで重賞初制覇を飾り、秋の福島記念、年明けの中山金杯を連勝。5歳時には前年に続く金鯱賞連覇の殊勲で重賞5勝目を挙げ、GⅠでも大阪杯3、4着、有馬記念4着と善戦して見せました。種牡馬入りは2019年で、初年度は58頭、2年目は26頭の種付けオファーを集め、ファーストクロップが2022年にデビュー。7月の小倉芝1200mで新馬勝ちを果たしたタガノタントは2戦目のフェニックス賞で2着に好走、ダイシンヤマト（あけぼのS）は3歳1月のデビューから着実に力をつけて5歳春に連勝でOP入りし、2世代目のタガノデュードがコスモス賞3着、朝日杯FS5着と高い能力を見せている他、地方でもサウスヴィルが盛岡重賞・プリンセスCで2着に入っています。自身が2歳6月の早期デビューから6歳の大阪杯に至るまで長い間トップレベルのパフォーマンスを示したように、産駒たちにも仕上がりの良さに加えて、息の長い活躍が望まれています。

母系に関しては、近親にTroilus（米G2ガルフストリームスプリントCH．S2着）、3代母の兄にエルコンドルパサー（ジャパンC、NHKマイルC、仏G1サンクルー大賞、G2フォワ賞など重賞6勝、仏G1凱旋門賞、イスパーン賞ともに2着）がいます。母ハルサエクレバは大井6勝。他のきょうだいは半兄キープシャインが水沢2勝、半妹コンサントレが浦和1勝と、2頭ともに勝ち上がっています。

本馬は、ホッカイドウ・櫻井拓章厩舎から2023年6月8日の門別ダート1100mでデビュー。9頭立ての5～6番手を追走し、3～4コーナーでムチも入りながら先団に食らいついていくと、直線で外からジリジリと伸びて先頭に立ち、後続の追い上げも半馬身差振り切って見事、デビュー勝ちを収めます。その後は9月のウィナーズチャレンジ（2歳牝馬オープン、門別1200m）で7頭立ての最後方からメンバー最速の上がりを使って0秒2差の2着に入るなど好走するも、勝利が遠く、11月までに5戦してこの2着が最高。11月1日のエーデルワイス賞（門別1200m）で14頭立ての12着（2秒6差）に敗れたのを機に、笠松競馬へ移籍となります。

笠松・伊藤強一厩舎では2023年12月7日のジュニアキング（笠松ダート1600m）で始動（1秒6差の8着）し、2024年2月8日の青星賞（笠松1600m）で8頭立ての3着（0秒4差）に入るなど健闘しましたが、3月までに6戦してこの3着が最高。3月7日のミモザ特別（笠松1600m）で8頭立ての最下位（2秒7差）に敗れたのを機に、門別競馬のシーズン開幕に合わせて門別に再転入します。ホッカイドウ・櫻井厩舎では門別重賞で2戦するも、14、13着。5月16日のフロイラインスプリント（3歳牝馬オープン、門別1200m）で14頭立ての13着（3秒1差）に敗れたのを機に、5月23日の当オークションを経て、岩手競馬へ移籍となります。

岩手・瀬戸幸一厩舎では2024年8月13日のはまなす賞（盛岡ダート1600m）で緒戦を迎え、7頭立ての3着（1秒6差）。その後も勝利は遠く、11月までに6戦して3着1回が最高で、11月26日の水沢ダート1400m（C1）で12頭立ての3着（1秒0差）に敗れたのを機に、兵庫競馬へ移籍となります。

今の兵庫・松平幸秀厩舎での緒戦は今年4月15日の園田ダート1400m（C1）で、9頭立ての最下位（7秒2差）。続く前走は先週5月7日の同舞台（C1）で、12頭立てで逃げ粘れず、6秒0差の最下位に終わっています。

転厩前の2024年12月頃、左後肢にフレグモーネを発症。歩様は問題なく、今でも腫れが残っている状態で使ってきました。すっきり治れば状態も変わるかもしれません。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
転厩後2戦走りましたが、現級では力不足が否めません。他場で条件、相手関係を替え、リスタートに期待しています。（園田競馬・松平幸秀調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬場・松平幸秀厩舎（兵庫県尼崎市田能）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：子守 貴久（インボイス登録あり）