ズイショウ(IRE)　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

ズイショウ (IRE) をご紹介いたします。

父Masar (IRE) は共同通信杯 (G3) を制したダーリントンホール (GB) など、日本でも多くの活躍馬が輩出するNew Approach (IRE) の産駒です。2歳時にソラリオS (G3) を制覇し、早くからその才能を示すと英2000ギニー (G1) ではSaxon Warrior (JPN) の3着に敗れますが、英ダービーでは先行策から押し切る王道の競馬でリベンジを果たし、父に悲願のビッグタイトルをプレゼントしました。

本馬の母は仏リステッド勝ち馬で、UAEオークス (G3) 2着の実績の持ち主であるエクスプレシイ (FR)、3代母は同じく仏リステッド競走を制し、サンドリンガム賞 (G3) 2着入着を果たしたBasse Besogne (IRE)、そして、4代母は仏１０００ギニーなどG1競走3勝のBaiser Vole  (USA) と、本馬は代々活躍馬が名を連ねる優秀なファミリーの出身となっております。

本馬は2025年２月９日の東京・芝1600ｍ戦において初陣を迎えました。ゲートで遅れて最後方からの追走というビハインドを負ってしまいましたが、直線に入るとエンジンがかかり、上がりタイム２位タイとなる34秒０の脚で追い上げました。しかし前半の位置取りの影響もあってか勝ち馬から１秒２差の12着まで。それでも既走馬相手ながら、メンバー上位の脚を見せてくれました。しかし、レース後に鼻出血を発症し１か月の出走制限を受けた為に、２戦目は間隔を空け３か月後の同年５月11日の同舞台となりました。レースを一度経験した上積みに期待がかかりましたが、ここでもゲートで遅れて後方２番手からの競馬。デビュー戦同様に直線でじわじわと差を詰めてはきましたが、他馬と脚色が同じになってしまい、１秒６差の15着と上位争いに加わることはできませんでした。

この２戦の内容から、JRA競走においての勝ち上がりには時間を要すると判断し、このタイミングでの上場となりました。デビューが３歳２月と遅かったこともあり、わずか２戦しか消化しておらず、心身両面の幼さに加えて経験値も浅い現状です。また、本馬と同じMasar産駒で当オークションで取引されましたメトロポリターナは佐賀に移籍後2戦2勝。2戦目の前走は大差勝ちを収めているようにダート適正を示しています。本馬もさらなる鍛錬を積み、未経験のダート戦において秘める才能を開花させてほしいと願っております。

何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※2025年2月9日の競走中に鼻出血を発症。「鼻出血による出走制限（2025年3月9日まで出走できない）」を受けています。
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※吉澤ステーブルEAST（茨城県稲敷郡阿見町大形）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。その他に特殊馬糧費の請求があります。
5月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)（インボイス登録あり）