ウィルダネス　　牝４歳　　※中央競馬　登録抹消

シルバーステート産駒の本馬は３歳時１月の新馬（小倉・芝1200m）でデビュー。二の脚を利かせて楽に先手を奪うと、直線の追い比べをクビ差制して見事に初戦を飾りました。残念ながらその後の４戦は期待を裏切るような結果となっていますが、レースを前にテンションが上がってしまい、体力を消耗してしまっている影響が大きいと思われます。ダート戦に一度だけ出走した本年3月29日の１勝クラス（阪神・ダ1200m）では最下位16着のタイムオーバーという結果でしたが、やや立ち遅れて想定外の後方からの競馬となり、初めてのキックバックを浴びたところで大きく頭を上げズルズルと下がり、ハミを取らなくなってしまったため参考外の一戦といえるでしょう。先週日曜の前走（１勝クラス、京都・芝1200m）は持ったままハナを伺うスピードを見せていますし、ダートでも小回りコースでこういった競馬ができればパフォーマンスが一変する可能性もあるでしょう。また、レースになると急にテンションが上がってしまう点を考えると、普段から調教している慣れ親しんだ場所でレースを行える地方競馬の環境も、本馬には歓迎材料かと思われます。まだまだ伸びしろ十分の４歳馬ですので、新たなオーナー様のもと新天地での活躍を願っています。

Ｇ１・３勝の伯母マルペンサからはサトノダイヤモンド（Ｇ１菊花賞、有馬記念勝ち、現種牡馬）、リナーテ（Ｇ２京王杯スプリングＣ2着など）、マルケッサ（Ｇ１ホープフルＳ勝ち馬ドゥラエレーデ、本年のＬＲスイートピーＳ２着マリアイリダータらの母）といった活躍馬が出ており、今後も枝葉を広げていくことが予想される母系ですので、将来的な繁殖候補としてもご一考いただければ幸いです。

尚、勝利を挙げた新馬戦（2024年1月28日）において、鼻出血による出走制限を受けています。事象としましては、レース後しばらくは出血は確認されなかったものの、２時間ほど経過してから馬房の飼い葉桶に微量の血痕が確認され、念のため診療所で内視鏡検査を行って判明したものです。その他に気になる疾病や悪癖は特にございませんが、キャンセルには応じられませんので、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。

なお、全身に皮膚病が見受けられます。

※2024年1月28日（3歳時）の競走中に鼻出血を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
5月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) カナヤマホールディングス（インボイス登録あり）