アマミツツキ　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父レイデオロはデビュー3連勝でG2のホープフルSを制し、3歳初戦の皐月賞は5着に終わりましたが、続く日本ダービーでは向こう正面から早めに動く積極的な競馬で押し切り、藤沢和雄調教師に初の栄冠をもたらしました。秋は神戸新聞杯を快勝し、ジャパンCで2着。この年のJRA賞最優秀3歳牡馬に輝いています。4歳初は白星を挙げられませんでしたが、秋にはオールカマー、天皇賞・秋を連勝して有馬記念で2着。その後、5歳いっぱいまで一線級で走り続け、引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2023年。芝のマイル～中距離を中心に産駒は続々と勝ち上がり、白百合S勝ちのミナデオロ、菊花賞3着のアドマイヤテラなどが活躍すると、サンライズアースが阪神大賞典、トロヴァトーレがダービー卿CTで重賞初制覇と古馬になってからの成長力も示しました。ダートでもオープン入りしたムルソーなどの一流馬が出ており、地方競馬でも多くの白星を挙げています。

母系を見ますと、母ダイヤモンドムーンはJRAのダートで4勝を挙げた活躍馬。半兄ガンケンがJRAのダートで4勝したのち高知で2勝を挙げるなど、きょうだいも堅実に走っています。クレマチスクィーンは船橋で1勝。半兄オディナは兵庫で8戦4勝2着3回と活躍しています。母のきょうだいも6頭がJRAで勝ち上がり、うち4頭が2勝以上と優秀。祖母レインボークイーンはクイーンS勝ち馬で、そのいとこにはラジオたんぱ杯3歳Sを勝ったラガーレグルスがいます。3代母レインボースキーはJRAのダートで2勝。4代母シルバーアローのきょうだいには、京阪杯などを勝ったネイチブランナー、ステイヤーズSなどを勝ったエクセルラナー、東京牝馬特別を勝ったヒンドソネラ、金杯勝ち馬ヒガシソネラオーといった重賞勝ち馬がいる優秀なファミリーです。

本馬は2023年10月14日に京都芝1600mの新馬戦でデビューし、13頭立ての7着。ダートに転じた2戦目の京都1800m戦で2着と変わり身を見せると、4戦目に阪神1800m戦で好位から危なげなく抜け出して初勝利を挙げました。
1勝クラスに上がってからは苦戦が続きましたが、4歳になってからは一戦ごとに着差を詰めるなど、地力強化を示し、9月まで走ってJRAの登録は抹消。高知へ移籍しています。
高知ではC3からのスタートとなり、転入初戦の1400m戦で2着と上々の滑り出しを見せると、12月には1300m戦を差し切って転入後初V。続くC2昇級の1600m戦でも2着に食い込み、4歳シーズンを終了しました。
5歳となった今年は白星こそ挙げられていませんが、2月の1400m戦で3着。3月の1400m戦では2着と好走し、4月には1400mの準重賞で0秒8差の4着と、A級のモズゴールドメダルやグレートヒエンを相手に健闘しています。
その後のC1でもそこまで大きく崩れてはいませんが、今回は頭数整理のタイミングもあってオークション出品を決断いたしました。5歳の牝馬ですが、まだキャリア的にもそこまで消耗しておらず、十分な活躍が見込める馬だと思います。馬格もしっかりしていて、先行力も示していますし、舞台を問わずに結果を残してくれるのではないでしょうか。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
現級でもやれるだけの力をもっている馬です。なお、2024年11月16日の競走で鼻出血(両側中量)を発症しており、20日間の出走制限を受けましたが、その後は問題なく出走して頑張っています。（高知競馬・宮川浩一調教師）


※2024年11月16日（3歳時）の競走中に鼻出血を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※高知競馬場・宮川浩一厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：岡 浩二（インボイス登録あり）