ウインレゼルヴ　　牡８歳　　※地方競馬　在籍

父ロージズインメイは米国で生産、調教され、3歳5月にデビュー。3歳時は一般競走を2勝しただけでしたが、4歳になってから快進撃がスタートし、4連勝でG1ホイットニーHを勝ちました。BCクラシックでGhostzapperの2着に敗れて連勝は5でストップしましたが、翌年にはドバイワールドCに優勝。この一戦を最後に故障のため引退し、翌年から日本で種牡馬入りしています。初年度から多くの種付け数を記録し、JBCスプリントを勝つなど芝、ダートを問わずに短距離で活躍したドリームバレンチノや、2014年にNAR年度代表馬サミットストーン、弥生賞を勝ったコスモオオゾラなどの活躍馬を輩出。特に交流重賞や地方の重賞での勝ち馬を多く送り出しており、自身と同様に成長力を秘めた産駒が多いのも特徴です。

母系を見ますと、母シャンパンセラーは笠松で3勝。きょうだいは半兄タイセイレグスがJRAのダートで1勝を挙げた他、4頭が地方競馬で白星をマークしています。母のきょうだいは4頭がJRAで勝ち上がっており、いとこには中山グランドJを勝つなど、障害のトップホースとして活躍したスプリングゲント。祖母ハイランドファンタジーのきょうだいにはドイツでリステッドレースを勝ち、重賞でも好走したシャインシェアがおり、3代母シアーファンタジーは米国のリステッドレース好走馬。近親には米G2ヴァージニアダービーなどを制したバトルオヴヘイスティングズ、英G1ミドルパークS2着のウィドゥードなどお米の活躍馬が名を連ねています。

本馬は2020年3月7日に中山ダート1800mの3歳新馬戦でデビュー。2番手追走から楽に抜け出し、2着に3馬身半差をつける完勝で初戦勝ちを果たしました。1勝クラスに上がってからは控える競馬でなかなか好勝負に持ち込めませんでしたが、4歳7月に門別のA2交流に遠征すると、長くいい脚を使って直線で3馬身突き抜け、2勝目をマークしています。
交流での勝ち上がりでしたが、2勝クラスでは昇級戦から連続5着と掲示板を確保。その後もいい脚を使って1秒差以内の競馬もできました。ただ、勝ち切るまでには至らず、6歳の春には障害にもチャレンジしましたが、結果が出なかったためJRAの登録は抹消。高知へ移籍しました。
1カ月後の5月には転入初戦を迎え、1300mのC3で断然人気に応えて白星を挙げると、そこから同距離でC3、C2と連勝。3連勝を果たし、大井へと転入しています。
大井でも進撃は止まらず、転入初戦となった1600mのC1から5連勝でB2にも勝利。高知から都合8連勝を決めました。この勢いで挑んだオープンの金盃トライアルではメンバーも強く14頭立ての6着まで。その後も少し足踏みする時期はありましたが、7歳となった翌年の夏ごろから調子を取り戻し、B2格で2、3、2着。8月の一戦を最後に、兵庫へと移籍しました。
兵庫ではB1格付けとなり、転入初戦の園田1700m戦を快勝。その後降級し、今年1月には同舞台のB2で勝利を挙げました。これで再びB1に戻り、その後も大崩れせずに走れており、前走は園田1870mのB1下を勝利しました。
今回は勝利したタイミングでのオークション出品となります。すでに8歳となりましたが、成績が示す通り現在も調子が良く、長い期間にわたって好調を維持できています。いろいろな競馬場を経験し、それぞれ結果も出しており、今後も舞台を選ばずに頑張ってくれるでしょう。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
長い距離で常に勝ち負けの競馬をしてくれました。脚元等で気になるところは一度もありませんでしたし、これからも頑張ってくれると思います。（園田競馬西脇・長倉功調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※園田競馬西脇馬事公苑・長倉功厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：稲場 澄（インボイス登録あり）