サトゥーア　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父サートゥルナーリアはロードカナロアの産駒で、デビューから4連勝でホープフルSと皐月賞に優勝。ほかに神戸新聞杯と金鯱賞に勝利し、3歳暮れの有馬記念では2着に入っています。2021年からスタッドインしており、2歳戦で26頭が勝ち上がるなどして2024年のJRAファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝きました。産駒は京都新聞杯の勝ち馬ショウヘイや毎日杯で重賞制覇を飾ったファンダムといった今週末の日本ダービーに出走を予定している精鋭を筆頭に、コートアリシアンは新潟2歳S2着の後にニュージーランドTで3着、レッドキングリーは東京スポーツ杯2歳Sで3着。またクラウディアイは京都2歳Sで3着、エストゥペンダはクイーンCで3着に入るなど活躍しています。

一方、母系を見ますと、母カトゥーアは中央で5着2回が最高位。祖母オジャグワはアルゼンチンでG1を5勝し、亜古馬牝馬チャンピオンに二度も輝いた名牝です。母の全兄サトノシャークは特別勝ちを含む3勝をマーク。いとこのオメガリッチマンは京成杯でソールオリエンスの2着に健闘しました。4代母Griffe de ParisはブラジルのG1勝ち馬で、その子孫には南米のG1や重賞ウイナーがズラリ。日本競馬との相性も抜群の南米をルーツに持つ、有力ファミリーの出身となっています。

昨年12月21日の京都・2歳新馬（芝1600m）にてデビュー。まずまずのスタートから鋭いダッシュを見せ、そのまま前につけられるかと思いましたが、他馬がダッシュがつくと、あっという間に中団まで下がってしまいました。3コーナー手前では早くも鞍上が気合をつけながら前へ行くことを促し始めたものの、4コーナーに入り、ペースが速くなると、ついていくことができず、ズルズル後退。結局、直線でも巻き返すことができず、結果15着となりました。

その後は約3ヵ月ほど休養を挟み、今年3月18日の交流競走、高知・竜王盃（ダ1400m）に出走。発馬自体はまずまずでしたが、この日はダッシュの方がイマイチで、さらに前に他馬が入ると、キックバックを浴びてしまい後退。後方から2番手でレースを進めました。それでも3～4コーナーで外を通って進出するなど、掲示板にも載れそうな勢いでしたが、直線で思うように伸び切れず、結果9着となりました。

3戦目は中1週で3月30日の阪神・3歳未勝利牝（ダ1800m）に新人の森田誠也騎手で出走。スタートもダッシュもマズマズでしたが、スタートしてすぐに後方まで下げて、インコースを追走。そのままじっと脚を溜め、直線での伸びに期待していましたが、結局最後まで後方のままで、見せ場を作れず10着に終わりました。

前走は中7週で5月24日の京都・3歳未勝利（芝2000m）に出走しました。この日は1000m通過60秒9の流れの中、終始中団のインコースを追走。最後の直線ではインコースの狭い場所で、上手く立ち回り、上位進出も狙える様子でしたが、1、2、4、5着がいずれも後方待機馬だったように、最後は決め手と瞬発力の差が出てしまった模様。本馬も懸命に脚を伸ばしましたが、結果11着での入線となりました（5着とは0秒8差）。

前走の最終追い切りとなった5月21日の坂路調教では53.3-38.8-24.8-12.4の好時計をマーク。このように調教では動きますが、競馬に行くと前後のハマリがひと息で、上手く走れない現状です。所有馬の頭数整理の都合もあり、中央競馬での続戦を断念し、出品の運びとなりました。地方競馬ならじっくりとレースを使えますので、実戦経験を積み重ねていけば、変わり身を見せてくれると思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


なお、現在以下の状態が見受けられます。
・左キコウ下イボ有り
・全身皮膚病


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
5月31日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：増田 和啓