ハテナビト　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

父ホークビルは米国産の英国調教馬。デビュー3戦目に初勝利を挙げてから、破竹の6連勝で3歳7月にG1エクリプス賞を制し、欧州中距離界のトップに立ちました。その後はやや低迷したものの、4歳時には2400mで重賞2勝を挙げて確かな成長力を示し、5歳時にはドバイに渡ってシーマクラシックで日本ダービー馬レイデオロなどを相手に3馬身差で完勝。同年いっぱいで引退しています。引退後は英国で1年間種牡馬生活を送ったのち、2020年から日本で供用。23年にデビューした初年度産駒は明け3歳時から勝ち上がりが目立ち始め、当初は芝の中距離での白星が目立ちましたが、徐々に短距離戦やダートでの勝利も出てきました。地方競馬でも勝ち上がりは多く、重賞好走馬も出ています。

母系を見ますと、母タイセイヴィグラスは川崎で5勝を挙げて重賞にも出走。半兄のヒッサツシオキニンは名古屋で勝ち上がり、グッドライズは兵庫で7勝を挙げています。母のきょうだいも3頭が地方競馬で勝ち上がっており、祖母テイクマイミラクルは佐賀で5連勝を含む7勝。祖母のいとこには、名古屋大賞典を勝ったダノンカモン、阪神牝馬S勝ちのクィーンズバーン、名古屋グランプリ勝ちのワイルドソルジャーや、フィリーズレビュー2着のビウィッチアスといった活躍馬が名を連ねており、近親にはクイーンCなど重賞3勝のウキヨノカゼや、クラスターCを勝ったゴールデンチェリーなどがいる優秀な牝系です。

本馬は2023年8月20日に新潟芝1800mの新馬戦でデビューし、後方からいい脚を使って追い上げ、のちのフローラS勝ち馬アドマイヤベルから1秒差の6着。2戦目からダートに転じ、秋の福島1700m戦でともにメンバー最速の上がりタイムをマークして連続3着となりました。ただ、その後に右前肢球節のクリーニング手術を実施して休養。3歳6月に復帰してからは思うように成績が上がらず、7戦0勝でJRAの登録は抹消。兵庫に移籍しました。
9月には転入初戦を迎え、園田1400mのC2に出走。早めに押し上げる競馬を見せましたが、先に抜け出した勝ち馬に及ばず2着。その後も3、3、2、2着と惜しい競馬を繰り返し、12月に園田1870mのYJSファイナルラウンドでメンバー最速の上がりタイムをマークして抜け出し、待望の初勝利を挙げました。
続く園田1700mのC1では4着に終わりましたが、その後はひと息入れてC2に戻り、4月の復帰戦から2着2回ののち、前走の園田1870m戦では逃げて後続を突き放す圧巻の走りを見せ、10馬身差で圧勝。2勝目を挙げてくれました。
勝った直後のタイミングとはなりますが、前走でゲート駐立不良で注意を受けており、それもあって今回はオークション出品を決めました。その前走でもスタートそのものは上手に出ていますし、ダッシュもついています。能力的にもまだまだ上を目指していける馬だと思いますし、兵庫では10戦して9戦で3着以内の入った堅実味も魅力。今後も舞台を問わずに頑張ってくれるでしょう。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
前走で注意を受けましたが、ナイター照明が気になってテンションが上がってしまった部分があったのかもしれません。他場の環境でまたいい走りを見せてほしいと思います。（園田競馬・保利良平調教師）


※2025年5月23日の競走において、枠内駐立不良で注意を受けています。

※2023年11月18日の競走後、右前肢球節のクリーニング手術を実施しています。なお、事故見舞金の支給対象外でした。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※三重ホーストレーニングセンター（三重県員弁郡東員町大字長深）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
5月31日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：山口 裕介（インボイス登録あり）