パー　　牝６歳　　※地方競馬　在籍

父セレスハントは芝でデビュー勝ちを果たしましたが、初ダートの3戦目でスマートファルコンを破ると、以降はダート中心のローテーションが組まれます。ジワジワと力をつけ、4歳秋のペルセウスSで初のオープン勝ち。5歳夏に佐賀のサマーチャンピオンで初の交流重賞勝ちを果たしました。翌年には大井の東京スプリントに優勝し、7、8歳時には北海道スプリントCを連覇と、非常に息の長い活躍を見せた一流馬です。種牡馬としては初年度に16頭に種付けしたのが最高で、2年目以降は数頭のみとなっていますが、初年度産駒の中からイチバンヤリがJRA初勝利を挙げました。カラマードマリーはJRAで勝ち上がったのち岩手でも活躍。その他、地方競馬ではワシヅカミが兵庫のA級で活躍するなど多くの白星を挙げており、数少ない子供たちが各地で奮闘しています。

母系を見ますと、半兄ウインラーニッドがJRA4勝、ナックルパート、同3勝を挙げるなど、きょうだいは堅実に走っており、地方競馬でも多くの白星を挙げています。母ラフォルトゥナはJRAの新馬戦で2着となりましたが、わずか2戦で引退。その半妹にはJRA3勝のアミリスなどがいます。母のいとこには新潟2歳S2着のヨシサイバーダインなどがおり、JRAの芝で1勝を挙げた祖母ミスティーグリーンの半姉にはJRA5勝を挙げオープンまで出世したホーセンルビーがいます。非常に堅実性の高いファミリーといえるでしょう。

本馬は2021年10月26日に門別1000mの未勝利戦でデビューし、前をわずかに捕えきれずに2着。この一戦のみで兵庫へと移籍しました。
12月には転入初戦を迎え、園田1400mの未勝利戦を4馬身差で逃げ切って初勝利を挙げると、年明けは2着2回のあと、姫路1400mの3歳B級特別を逃げ切り、2勝目をマーク。続く重賞の兵庫ユースカップでは、のちの兵庫ダービー馬バウチェイサーには離されましたが、2着馬とは0秒1差の4着に好走しました。
その後は園田1400mの3歳AB混合戦を連勝。夏にはJRAに遠征し小倉芝1200mの1勝クラスで結果は10着でしたが1番人気にも支持されました。秋には古馬相手のB2に格付けされ、11月に園田1400m戦を快勝すると、続く園田1230m戦のB1戦にも勝利。その2戦後には姫路1400mのB1戦を快勝し、A級に昇級しています。6月には重賞の園田FCスプリントに挑み、連勝中だったメイプルシスターの2着。820m戦でもスピード負けしないところを見せました。
この年の11月まで兵庫で走り、年末には大井に移籍。B2格付けとなり、移籍当初は苦戦が続きましたが、5歳を迎えた昨年3月に1000mのB2下で2着となると、6月には同舞台のB2下で好位から抜け出し、南関東での初勝利を挙げています。
ただ、その後は思うような結果が出ておらず、休養明けを叩いて迎えた今年も2度の7着が最高という成績。自分の競馬ができていない現状を考慮し、今回は頭数入れ替えの事情もあってオークション出品を決めました。
いいスピードの持ち主で、兵庫では重賞でも好走してくれましたし、相手関係ひとつで十分に戦っていける馬だと思います。牝馬ですが馬格もしっかりしており、新天地での活躍を願っております。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
短距離向きのスピードがありますが、大井の現級相手では厳しくなってきました。他場で相手関係が変われば十分にやれるでしょう。なお、大井の退厩手当を受給しました。（大井競馬・市村誠調教師）


※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への転入が可能です（大井競馬退厩手当受給のため）。

※株式会社ストローファーム（茨城県稲敷郡阿見町大字上長）に在厩しており、預託料は9,900円/日（税込）です。
5月31日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) ケーエム（インボイス登録あり）