レッドインタクト　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父サートゥルナーリアは名牝シーザリオを母に持ち、エピファネイアとリオンディーズが半兄にいる超良血馬です。その期待に違わず、デビューから破竹の4連勝でホープフルSと皐月賞を制覇。神戸新聞杯と金鯱賞にも勝利し、有馬記念で2着に好走するなど活躍して2021年に種牡馬入りしました。初年度産駒がデビューした昨年は2歳戦で26頭が勝ち上がり、JRAファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いています。ファンダムが毎日杯、ショウヘイが京都新聞杯を制して今週末の日本ダービーに出走を予定しているほか、レッドキングリー、コートアリシアン、クラウディアイ、エストゥペンダなどが重賞で好走。既に種牡馬として確固たる地位を築いている半兄2頭に引けを取らないほど活躍馬を量産しています。また、今年の種付け料は1000万円に到達。今後は更なる大物を送り出してくれるのではないでしょうか。

母系に目を転じると、母インランジェリーはオールウェザーでおこなわれた米G1・スピンスターSをはじめ重賞3勝をマークした活躍馬。その初仔にあたるインラグジュアリーは、チューリップ賞など重賞3勝を挙げている現役馬・モズメイメイの母として有名です。祖母Cat Chatもアメリカの重賞ウイナー。近親にはレッドベルジュール（デイリー杯2歳S）、レッドベルオーブ（デイリー杯2歳S）、レッドベルアーム（シンザン記念3着）、レッドベルローズ（フェアリーS3着）など重賞勝ち馬・好走馬が多数いることからも、活気に満ち溢れた牝系と言えるでしょう。

本馬は2023年8月（1歳時）に左飛節の関節内にOCD片が確認されたため、9月4日に社台ホースクリニックにて摘出手術を実施しました。リハビリを経て馴致、育成と比較的順調に進められ、翌年の10月17日（2歳時）に初入厩。10月25日にはゲート試験に合格しています。その後は再放牧を挟んで丹念に調教本数を重ね、2月16日・京都5レース（芝2000m）の未勝利戦でデビューを迎えました。タイムオーバーとなってしまったこともあって、一旦放牧に出されてしっかり乗り込んで帰厩。ダート替わり、ブリンカー装着で変わり身を求めた前走（ダ1800m）だったのですが、思うような結果は得られませんでした。2回目のタイムオーバーとなってしまい、2か月もの間は平地競走に出走できなくなった（7月24日まで）ことも踏まえて関係者の間で協議した結果、前走を最後に匿名組合契約の終了が決まり、今回のサラブレッドオークションへ出品の運びとなった次第です。

レースぶりを見ても追走に手一杯といった感じで、まだ競馬のスピードに対応し切れていない印象。そのあたりは今後の成長待ちということになるのかもしれませんが、まだキャリアが浅いですし、前述の血統背景からも伸びしろは十分あるはず。きっかけさえ掴めばガラッと変わっても何ら不思議はないと思います。OCD摘出手術を実施した後は馬体や脚元の不安はないだけに、移籍先でもコンスタントに出走を重ねて堅実に賞金を稼いでくれるのではないでしょうか。レース経験を積んでいくなかで変わり身を期待したいところです。ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、現在全身に皮膚病が見受けられます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※JRAの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限(2025年7月24日まで平地競走に出走できない)」を受けています。(2回目)
　　　2025年5月24日（土）　2回京都9日　2R　3歳未勝利　　ダ1800m（良）
　　　結果15着　　タイム1:59.5（1着馬からのタイム差5.9秒、5着馬からのタイム差5.2秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※2023年9月4日（1歳時）左飛節OCD片の摘出手術を実施しています。

※片側性陰睾（片側の精巣のみが下降している）です

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は10,450円/日（税込）です。
5月31日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株) 東京ホースレーシング（インボイス登録あり）